ブログ再開

こんにちは。お元気ですか? 季節が移っていきます。まわりの風景が前とは違って見えるようになり、空気の肌触りが変わっていきます。たぶんわたしも少しは変わっているのでしょうね。でもどこが変わっているのか、それは自分ではわかりません。

 

 

ちょいと、今読んでる村上春樹の新刊から、文章を拝借してみました(笑)

わたしは何も変わっておりません(^^; 

ただ今、相変わらず難解で摩訶不思議な世界、それでも先を読まずにはいられないほど引き込まれてしまう、新刊「街とその不確かな壁」を読書中です。

ますます内面に入り込んだ、先の想像がつかない物語は、読了までにはもう少し時間がかかりそうです。

 

さて、まさに春から初夏、初夏から梅雨と季節が移ろい、早くも今日から6月に入り、ブログも再開します!

 

再開と言っても意図して休んでいたわけでなく、

わたしも相方も変わりなく元気で、ふつうの日常を送っていますが、ブログをお休みして(サボって?)いたのは、4月から、わたしの暮らしの中では小さなイベントが続き、ネタが渋滞していまして(^^; 

アレもコレも書いておかなくちゃ!と他の誰からでもなく、自分が自分にプレッシャーを与えてしまい、だんだん気が重くなってしまったので、ちょいと筆を(指を?)休めていたというだけで、今日に至りました。

 

過ぎ去った楽しかった出来事はすでに思い出になりつつありますが、備忘録として記しておきたいので、過去記事は投稿日時を設定して、追々埋めて行きたいと思いますので、お暇な時に手繰り寄せて読んでみてください。

 

と、いうことで今日はとりあえずフレッシュな写真と近況を!

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(従姉妹んちの庭から頂いたガク紫陽花)

 

 

6月1日から世間では衣替えですが、我が家…いや、我がマンションでは3年に一度の駐車場の入れ替えがあります。

3年ごとに抽選会があり、シャッフルするのですが、残念ながら今回ばかりは、2台の縦列駐車場が当たらず( ; ; )

入り口前の一台駐車場(69番)になってしまった!

まあ、考えてみれば幸運にも3回も希望通りの駐車場が当たり、9年間独占していたわけで、そろそろ他の方に譲ってもいい時だったのかも?

それに目の前にはディスカウントスーパーの広〜い駐車場もできたことだし、お客様にはそこに停めてもらいましょう。

 

とは言え、今朝の入れ替えは朝早かったせいで、車の往来が激しく、新しい駐車場は道路に面しているため、なかなか停められず泣く泣くとりあえずスーパーに逃したという…

実はこの駐車場、一番最初に入居したときがここだったから、単純に入り口に近いからいいやと思っての選択だったんだけど、駐車がめちゃムズっ!

考えたら、あの当時は2台車を持っていたのでここに停めてたのは相方だったと思い出した!

これから3年間、時間掛けて慣れていくしかありません。

きっとここで良かった〜と思えるはず!

 

そして、昨日はお友だちのM氏のアテンドを。

実は6月8日〜19日まで、大分市内のカフェギャラリーで、書人、今井洋々氏の書作展が開かれます。

そのギャラリーで花生けのお手伝いをすることになったM氏と共にギャラリーの下見に行ってきたのです。

ちなみにこのお二人、以前わたしが開いていたカフェギャラリー「風の家」で、コラボ展を開いてたんですよね。

あの時は大好評でした。

今回は花の協賛で、洋々氏の書作展を応援。

 

ここのカフェギャラリーは本当に隠れ家のような場所で、車が行き交う通り沿いにありながら、ここだけひっそりとした「気」が穏やかに漂っています。


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センスのいいこだわりの店内もですが、小さなお庭がまた素敵!


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洋々氏のお母さまのT子さんと、お庭を散策。

雨に濡れた、木々がキラキラと輝いていて癒されます。

 

オーナーがお庭から快く手折ってくださったジューンベリーヤマボウシ

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開催される前日の午後からわたしも微力ながら、M氏の花生けのアテンド兼アシスタントをいたします。

M氏のことだから、書作を邪魔せず、寄り添うように生けて盛り立てるのだろうと思うと、わたしも楽しみです^^ 

 

洋々氏の伸びやかな書と、M氏のお花の演出も合わせて、お近くの方はぜひ、ご出掛けください。

カフェのコーヒーと手作りプリン、うまし‼️

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今井洋々書作展

6月8日(木)〜6月19日(月)

10:30〜19:00(火・水休み)

大分市今津留3-9-23

CAFE +GALLERY タピエ

 

 

 

春の水彩画展

この日をどんなに待っていたかしれません。

 

大好きな水彩画家の藤原香奈ちゃんの作品展が、これまた大好きなギャラリーconnect plus(コネクトプラス)で4月21日〜5月7日に開催されたのです。

 

昨年から、その予告は聞いていたけど、長い冬を経て花開く季節は香奈ちゃんにぴったり!

この季節に美しい自然の水彩画を観賞できるのは、ほんとにうれしい限り。

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わたしは2回観賞しました。

1回目は4月22日のトークショーに合わせて、相方とYu子、Eちゃんとで竹田市へ。

 

わたしの住む街より車で1時間半はかかる遠い場所にあるギャラリーですが、ここまで遠出すると、作品展観賞だけでなく、いろんな要素がプラスされて2度も3度も美味しい、とても贅沢な時間を過ごした気分になります。

ましてや、春の陽気の中、気心知れた友だちとワチャワチャしながらのドライブは、なお楽し♬

運転はいつものようにEちゃんにお任せ。

相方も楽ちんで、すっかりくつろいだ様子。

 

まずは、この地区と言ったら、このお方のアトリエを訪ねずにはおられない。

DAR VIDA(ダルヴィーダ)のS先生のアトリエへ。

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ここで、寛ぎながら久しぶりの四方山雑談を。
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後半、EちゃんとS先生のコアな山登り談義に発展しましたが(笑)久しぶりの元気な姿に会えてみんな嬉しそう。

 

DAR VIDAを後にして、

いよいよ水彩画展のギャラリーへ。

香奈ちゃんもオーナーのMくん、カフェを切り盛りするNさんも忙しそうに接客の中、

会場は桜の作品を中心に、水彩の花盛り。猫の画も交えて、まさに香奈ちゃんが架け橋となった自然の中。

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やっぱ間近で見ると水彩画も迫力!

 

今回のわたしのお目当てのこの絵は手が届かず(泣)

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これだけ描き込んだ絵なんだから、正当な値段だよね。生で見れただけで満足です!

 

香奈ちゃんの絵の魅力は、描いていない余白の部分。こことのバランスが対象物を引き立たせ、見えない部分が世界をさらに広げているから、自然というより、宇宙を感じてしまう。

だから、わたしは彼女の絵に惹かれるんだと思う。

そういう「余白」の目に見えない部分まで表現しているように、彼女の言葉にしない、内面に深く存在している、最も大切にしているものを一筆一筆描き込みながら、彼女は自由になっていくんだろうと思う。

 

そんなことを感じさせるほどの素敵な心にグッとくるトークショーでした。

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もう一つのお楽しみは、カフェ提供のビーガン弁当♬
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絵をモチーフにしただけあってきれい、美味しい!

 

そのあと、次に向かったのは、同時期に行われていた歴史文化会館での、ふじわらさだみさんの作品展を観賞。

作品展は会場の一角かと思いきや、全館使っての作品の数々。

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広さにも劣らず、迫力のある、しかも竹田市をリスペクトした作品も並ぶ。

いや、この想像力と創造力たるや、まさに圧巻!

 

彼女とは以前、お仕事も「風の家」での作品展でもお世話になったのだけど、真面目にコツコツと真摯に作品に向かう作家さん。

だけど作品の中の世界はそんな地道な努力も見せず、軽やかで楽しい。

彼女自身も、会うといつもにこやかで謙虚でシャイだけど、今回のクオリティの高さでどれだけ彼女がエネルギーを注いで頑張ってきたかを感じてしまう。

 

その会場を後にして…

 

向かったのは、
みんなビーガン弁当では足りず(笑)帰りにはラーメン!

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安定の美味しさでした!

 

今日もお腹も心もいっぱい満たされた遠出でした!

入学、おめでとう❣️

三寒四温とはよく言ったもので、寒くなったり暑くなったり。

温度が20°以上あっても空気や風が冷たく、体感温度はもっと寒いような気がして、四寒三温のよう。

 

裏の高校のグラウンドの桜もだんだん葉桜になりつつあります。

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春とはカンケーないけど、12月完成に向けてホーバー基地建設も着々と進んでいます。
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そして春は入学シーズンです。

 

うちの身内にも、一人めでたく今度高校生になるムスメがいます。

 

そう、このブログでもたびたび登場して、休みになれば遊びに来ていた、あの子、Yちゃんです。

 

思えば、初めてのお泊まりは…3歳?だったかな?

とにかく、しゃべるわ、歌うわ、踊るわ、泣くわ、わめくは、少しもじっとしていないばかりか、誰にでも声を掛ける、まったくものおじしないガ…いや、子どもでした。


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その子が、まあ、こんな娘さんになっちゃって…

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しかも相変わらず、めったに笑わず寡黙で、話しかけなければ自分から言葉を発しない、という、超しずかーな子に成長。

あのワチャワチャした子ども時代から、ここまで来るのに、この子になにがあったのか?

と、少し心配になるけど、基本素直でいい子。

感情表現と言語化が苦手なだけなんだろうな。

わたしも人見知りな内弁慶な子どもでしたからね。

 

それに三つ子の魂百までともいうし、今は思春期の複雑な時期で、それを通り越して親元離れれば、まただんだん変化してくる気がします。

 

そんなYちゃんが、今でも、おじちゃん、おばちゃんちに来てお泊まりしてくれるのは、ありがたいばかり。

 

この日は、二人で駅ビルで待ち合わせて、入学祝いにお洋服をプレゼントしました。

ちょっと前は「なにかほしいものない?」と聞いたら、「何もない」と答えていた子が、今回は「スェットと長けの短いカーディガン」とちゃんと答えたのには驚き!

少しずつ自分の気持ちを表せるようになってきたよう。

今はお友だちも多いし、遊ぶときはカラオケに行ったりするというから、うちに来るよりお友だちといる方が楽しいんじゃないかと思ったけど…

このリラックス具合をみると、居心地は悪くないようです(^^; 

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(あきらかに同じDNA!)

 

おばちゃんも久しぶりに張り切ってブランチを作りましたよ。

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Yちゃんも楽しげ♪

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土曜日の夜はYu子とEちゃんを招いて、お祝いごはん会を。

 

おっちゃんは久しぶりにピザを作りました。


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Yちゃんと一緒にトッピングしながら、

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具沢山の美味しいピザが焼き上がりました。

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Eちゃんの持ち寄り唐揚げとYu子のサラダでメシ会盛り上がりの夜。
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約一名テンション低めの子が…(^^; 

 

食べながら飲みながら、大人たちのどこまでも盛り上がるバカ話を、おもしろいのかおもしろくないのか、ただ黙って聞いてるだけで(心では、こんなに大人にだけはならない、と思っていたのかも笑)、

時折りされる質問に答えながら、最後まで付き合っていたのは、なかなか出会うことのない人たちとの会食が意外と楽しかったのかもしれない。

何にしても、ここに来れば家とは違う体験ができてるはず。

 

翌日は和のブランチ食べて、今日何しよっか?と相談

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映画行きたいというので、午後から「すずめの戸締まり」を観に行くことに。
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この映画、Yちゃんは初めて。わたしは2回目、相方さんはなんと3回目。

わたしはさすがに2回目とあって、中盤、寝てしまい、ふと両脇を見ると、Yちゃんも相方もぐすんぐすんと涙してるやないか!

感受性の強い叔父と姪、です。

 

帰りはラーメン食べに寄り、外に出るともう真っ暗。

群青の空を見上げて、思わずYちゃんが発した。

「めっちゃ空きれい!」

 

こんな言葉が自然と口にできるのは、素敵だね。

 

最後の夜はわたしと2人、ベッドの中でプロジェクターで、ホラー映画を見て、わあわあと盛り上がりました^o^ 

 

翌日の入学式は満面の笑顔で

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入学、おめでとう!

 

おっちゃん、おばちゃんは、これからも傍らで、Yちゃんの「今」を見守って行くからね^^

 

 

 

旅の続き。世界は優しさに満ちている

これを綴っている今は、すでに我が家に帰り着いているわけだけど、結果はとても楽しかった京都の3泊4日の小旅でした。

 

実は、わたしくし、

他所の土地や知らない町に行くのは大好きだけど、旅の移動が苦手でして(本当の旅好きは移動が大好物らしい)テレポートで行けたらどんなにいいかと毎回思うのです。

だから、行く前まではおっくうで、旅が好きなんだか好きじゃないのかわからない。

移動より、同じ場所で滞在し、町を当てもなく散策するのが理想です。

 

今回の滞在(と言っても3日だけど)は弾丸レディースのSちゃんから教えてもらったホテル。

Sちゃんが泊まった頃より、3泊素泊まりの割にはちょっとお高めで、従姉妹も最初、高いなあ、と躊躇はしていたんだけど、たまにはいいか、と奮発。

でも、駅から3分、すぐ下にはホテルから直接入れるコンビニもあり、イオンモールなども近くにあり、なりよりバス・電車などが即、使える立地が本当に便利だったので結果、このホテルで大正解!

 

ここを拠点に、従姉妹がガイドの仕事をしている夕方まで、わたしは一人でバスや電車を乗り継ぎ、気ままな小旅を楽しんだのだけど…

 

歩くのも毎日15.000歩以上と、歩くこと歩くこと…

その歩数の大半は迷ってるか、探しているかですが…(^^; 

 

2日目も、お目当ての雑貨屋さんに行くべき、バスに乗り、そこから歩いて歩いて探したのだけど、同じところをぐるぐる…

みんなスマホ片手におそらくGoogleマップで歩いているせいか、Googleマップの電波?が全く役に立たず、とんでもない所に連れて行かれたりする。

 

もうスマホに頼らず、人ナビに頼ろうと道ゆく人に声を掛けることに。

こんな時、わたしは非常にアンテナが効く。

道行く人を見ながら、あ、彼女だ!

と、30代前後のナチュラルな感じの女性にターゲットを定めた。

すみません、と声を掛け、雑貨屋の名前を告げてご存じでしたら、教えてくださいとお願いすると、

「あ、聞いたことがあります、この近くですよね…」と、とても感じよく対応してくださった(ほら、大当たり!)

 

そして、そのあと思い出したかのように言った彼女の言葉に驚いた。

「わかりにくい場所にあったと思います。よかったら、ご一緒してもよろしいですか?」と。

ええ?いいんですか?とお時間大丈夫ですか?と驚くわたし。

「はい、大丈夫ですよ」と優しく笑い、先を行きながら、「このあたりにケーキ屋さんがあって来たことがあるんです」と言いながら、角を曲がると奥まった場所にあった!(こりゃあ、わからんわ)

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わあ、よかったー!と喜ぶわたしに、

「よかったですね」と同じように喜んでくれた彼女は、店に入ることもなく、店の前で「ごゆっくり」と微笑みながら、さりげなく去って行った。

あわてて、ご親切にありがとうございました!と何度も頭を下げたわたしは、ただただ感動。

「よかったら案内しましょう」ではなく、こちらに負担を与えない「ご一緒していいですか?」との気遣いの言葉で、見つかるまで付き添ってくれたのだから。

その優しさもとても自然で、美しいほど。

 

目的の雑貨屋は、目ん玉が飛び出るような価格ばかりで3分で出てきたけど(笑)、それ以上に小さな宝物を見つけたように、わたしの気持ちはとっても豊かだった。

 

そして、気づけばすでに午後2時近く。

歩き過ぎてお腹も空いたから、カフェでも寄ろうかとプラプラしてたら、何やら大きな寺があり、その境内に町屋風のカフェが見える。

お腹が空いていたので、入ってみると、人も少なく中も広くて心地良さそう。

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雰囲気に似合わず、名前は「D&DEPARTMENT KYOTO / d食堂 京都」

広い店内には、女の子とも言える女性が一人だけ、くるくると動き回り、

お待たせしました、ご注文は何しますか?とハキハキとにこやかに配膳している。

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湯葉うどんを注文し、テーブルの上にあったD&DEPARTMENT PROJECTという本を手にとった。

中を見ると、これは…、なに?

観光本などではなく、しっかり作られ、編集された本だというのがわかり興味をそそられる。


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うどんを運んできた女の子に、このプロジェクトのこと、本のことを尋ねたら、

おそらくこの活動に携わっているのだろう、

「興味を持ってくださってうれしいです」と、とても丁寧に嬉しそうに答えてくれ、このおうどんは、どこそこの製麺で、ゆばはどこで作られて、とにこにこと説明してくれた。

プロジェクトは、解説するとこのようなこと。

 

D&DEPARTMENT PROJECTは、地域のロングライフデザインを発掘し、その地域らしさを伝えるコミュニティショップでありネットワークです。京都の活動拠点は本山佛光寺の境内にあり、ギャラリーや地元食材を使う食堂も併設。お寺ならではの営みや風景に寄り添いながら、地域コミュニティと連動し、京都の息の長いデザインを掘り起こし、伝え、学ぶ活動を展開します。

 

その内容よりなにより、まず、この湯葉うどんの美味しさに驚いた!

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出汁と麺、そして湯葉と甘く煮た椎茸。添えられた漬物。その全てがどれも劣ってなく、ちょっと他では食べたことがないほど美味しいのだ。

これは期待できるかも、とデザートの期間限定らしいモナカ苺とコーヒーを頼んでみたら、これまた、なにこれ?というほど和と洋、伝統と新しさがマッチした、味わった事がないスイーツ、それにまたコーヒーが格別!

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湯葉うどんも、モナカもコーヒーもどれもが統一したクオリティの高さ。かと言って主張もし過ぎない、上品で深く、柔らかく、和ませてくれている(って、記事書いてるみたくなってるケド笑)

これだけで、このプロジェクトの本気度がわかった気がした。

とても美味しかったです!と、女の子に伝えると、

「ありがとうございます、またいらして下さい。よかったら、前に作家さんや職人さんの作品を置いているショップも覗いてみてください。そこにこの本も置いてあります」と勧められて、ショップの中に入ると、確かに暮らしの中の道具や、小物や食品など、デザインも洗練されたいい品が揃っている。


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お土産を選ぶつもりで、何気に玄米茶を手にしたら、背後から、これまた可愛い女の子が、

「その玄米茶は日本で初めて玄米茶を作ったお茶屋さんのものなんですよ」と声を掛けてきた。

「へえーそうなんだー」と感心してると、「前のカフェでも同じ玄米茶を出しているんですよ」と。

「あ、今そこで湯葉うどん食べてきたの。びっくりするほど美味しかった!出汁が特に美味しい」と言うと、

わあ、うれしい!わたしもそう思います、と本当に嬉しそうに喜んだ。

 

以下、彼女とわたしの雑談。

 

女の子「よかったら、また来てください」

わたし「来たいけど、わたし九州からの旅行者なんで簡単にこれないなあ」

女の子「え?九州からですか?わたし、一時期大分に住んでいたんですよ」

わたし「ええーっ?わたしも大分からですよ、どこに住んでたの?」

女の子「別府です。APUの学生でした。また別府に戻って温泉に入りたいです」

わたし「別府の海浜の砂湯、無くなっちゃうんだよ」

女の子「ええーそうなんですか?別府タワーも色が変わりましたよね」

わたし「APUは、初代学長の時のパンフレット作りに携わったんで何度も通いましたよ」

女の子「ええー?カシム学長の時ですか?一番いい時代ですよね?」

 

京都の中で、どんだけローカルな話ししてんだか?(笑)

 

こんなことってあるんだなあ、とまたまた驚き!

今度は大分でバッタリ会えたらいいですね、と別れたけど、なんだかとても不思議な日だった。

 

あとでよく考えると、道を案内してくれた子と、食堂で働いていた子と、ショップの子、なんというか…

そっくりなのだ。

姿形ではなく、なんというか…揃いも揃ってウソのない人当たりと感じの良さ。

醸し出す雰囲気、その子の持っている本質的なもの、多分3人からの全く同じ波動を感じたのだ。

 

そして最終日、

庭を見に行こうと東福寺に向かった電車を乗り過ごしてしまい、その時も車掌さんが笑いながら、丁寧に教えてくれたり、みんなみんな優しい。 

光都市だからなのか?

わたしがたまたまそんな人に出会ったのか?

 

何にしても、

世界は優しさに満ちている、としか言えないほど、他にもあったほっこりしたエピソードばかり。

 

最も、行った先の東福寺は「本日、休みです」との看板が出て膝をついたけど(寺が休むな、寺が!)

あ、そう言えばわたしも、外国の女性から道聞かれたけど(笑)

そんなこんなも、ぜんぶおもしろかった。

結局、最終日は人混みを避けて映画館に飛び込み、ホットドッグとコーラで見たかった映画を見れて、それもまた良き^^ 

 

ラストナイトは夜京都駅ビル


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7階のイタリアンで(これもウマっ!)


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従姉妹のおごりです(^^)v

 

 

わたしは今…

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に、います。

なぜに京都?

と、お思いでしょうが、

実は、わたしと同じく、思い付きで行動する従姉妹のLが、突然、

「仕事で3日〜6日まで京都に行くのであんたも来ない?」

と、声掛けがあり、わたしも何気に

「春の京都かあ、いいかも?」と乗ったわけで。

 

問題は相方だけど、当初ピッタリの日に入っていた山形出張がいきなりキャンセルになり、どうしたものか、と思っていたところ、

「僕のことは考えなくていいから。まったく心配しないで、自分の楽しいことに集中して!」

との神言葉を頂きました。

 

かくして、今回は逆見送られて、3日の朝5時起きで出発したわけです。

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に、しても…

インバウンド、コロナ明けのこの時期、春の京都の旅は自殺行為で観光どころじゃない、らしい。

従姉妹もつい1週間前に日帰りで行って来た時には、清水寺なんか一歩も歩けず進まないと、凄まじかったよう。

SNSでも、京都はスゴイことになっているとの発信も。

 

そんな中で無事従姉妹Lとも合流


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ン十年ぶりの京都駅ビルの建築のスゴさに目を丸くした(°_°) 


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従姉妹は、個人で南米系の人向けのガイドをしていることもあり、もう京都は何度も通っているので京都の住人のように詳しいので、初日から「春の京都」に連れて行ってくれたけど…

ええ、確かにちょいと人気どころに行くと、人、人、人。。日本語はほぼ聞こえず。


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英語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、中国、韓国語が飛び交って、たまにロシア語(なぜ?)が聞こえてくるほど。

なぜに外の国のお方はこんなにも京都が好きなんだろう?


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かくゆうわたしも修学旅行以来ですが(笑)

 

けど、ふっと隠れたところに京都っぽいところを見っけ。


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やっぱ気になる器

 

おお、スタバ!

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もちろん、美味しいものも食べつつ


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ランチはお茶漬け。京都らしいお味でとても美味しい。

 

だけど、実はわたしの行きたいところは一つ。

 

恵文社という、知る人ぞ知る個性的な本屋さん。

どんなんかというと…

こんな解説が

 

地元だけでなく、海外など遠方から訪れる方も多い人気の本屋さん「恵文社」。
出版社やジャンルなどのカテゴリーの枠を超えて編纂された棚には、文庫や絵本、京都の本からリトルプレス、専門書、海外文学など他ではなかなか手に入らない本が多く並べられており、思わず手に取ってみたくなるような「思わぬ本との出会い」ができる空間となっています。
本にまつわる文具や雑貨、生活用品など、スタッフが厳選したこだわりのアイテムもある他、ギャラリーやイベントスペースなども併設されており、何時間いても楽しめます。

 

と、いうこだわりの本屋。

 

ちょいと外れにあるので、バス乗って、Googleマップで探しつつ、やっとたどり着いた。

離れた町にあるので観光客もいない、そこにあるのは、普段の京都。

古い店構えの中には


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センス良く並べられている雑貨や珍しい本や古本も


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一日居ても飽きないと思う。

さすがの従姉妹もここは知らず、大喜びで孫の絵本を買ってました。

 

こんな本屋が長年やっていけるっていうのは、やはり文化がちゃんと育っているってことよね。

 

ここに来ただけで満足だったんだけど…

やっぱ旅はそれだけでは終わらない、楽しいことも起きるもので…

 

長くなりそうなので、次回に続きます 笑

 

 

人がいてこそ

「あなたがいて、わたしは初めて人間(ひと)になる」

 

これは、大昔、何の広告だか忘れたけどわたしが作ったコピーだ。

人は、自分以外の人がいるからこそ、人間らしさが現れてくる。

地球上にたった一人だったら、服も着ないし、言葉だって忘れてしまうだろう。

と、いった趣旨から生まれたコピーだったと思う。

 

相方が(長期)出張中の時のわたしは、正にこんな状態だ。

食わない、寝ない、動かない

完全に人間をやめている。

困ったことに、それが苦痛でもなかったりするから、続くと沼だ。

これじゃいかんと、起き上がってスーパーで買った夕飯がこれやもん(笑)

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半額メシ!

 

こんな暮らしをかろうじて救ってくれるのが、もう習慣になったジム通いと、ありがたいことに、やっぱり身近な「人」だ。

 

例えば、ここ最近、毎週月曜日になると通うように訪れて来る昔からの友人がいる。

人がくると、まめまめしく動くわたしは、ランチを出したり、お茶を出したりして午後のひとときをどうでもいい話しをしながら過ごすのが楽しい♫


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この楽しそうにちゃちゃとやる「おもてなし」が、主婦歴の長い彼女には「信じられない…」と驚き、非日常にたいそう喜んでくれる。

「あんた、カフェやるはずだわ」と言われたけど…

いやいや、いくら好きでもこれを商売にしちゃいかん、楽しさが半減する、と実際に経験して得た教訓なのよ。

こうゆうのは、不特定多数の人に義務でやるのではなく、身近な人に向けて、たまにやるから楽しいの。

そこに「喜んでもらいたい」とかいう勝手な思い入れを入れるとめんどくさくて重くなるから、わたしが楽しめる範囲で気が向いた時だけにしている。

 

先週相方が帰った日は、まさにそんな日。

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お誕生日も兼ねて久しぶりにお料理しようと思ったら、Eつんがパン焼いて来てくれるというので、ならばとご近所さんたちにも声掛けしたら、

2名ほど、予定なくて喜んで伺いますのというので、この日は持ち寄りではなくて、わたしだけでお料理を作った。

人間じゃない日が続いてたので(笑)、久しぶりに買い物行ったり、お掃除したり、テーブルセッティングしたり、お料理作ったりが楽しかった♫

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この日は、フォンダンショコラにも挑戦!


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と、いうほどもなく、かんたんだったけど。

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お料理はパンに合うトマトクリームシチューで

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Eちゃんのパンが絶品!めちゃ美味しい!

パン作りも、山登りの方も夏はアルプスだというし、日々進化してるなあ〜👏

 

人間やめてる場合じゃないよね( ; ; )と思ってたら、今日、義父より朗報が!

「Yが、受かった!」

おおー!

相方姪っ子のYちゃん、T工業高校に見事合格!

あの小さかった子がもう高校生です。おばちゃん感激!

いい春ですね〜🌸

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と癒される間もなく、急遽、またまた相方さんは出張が入り、再び愛知へ。

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(戦地へ向かう兵士のようにw)

暖かくなったから、冬着は減らして全部半袖Tシャツでいいや、と身軽にしたものの、駅に送ってる途中で相方上司より電話。

「愛知終わったら、そのまま岩手に飛んでくれ!」の容赦ねえ指令が!

おいおいおい…ヒートテックも長袖も置いてきたばかりなのに⁈

薄着でも何とかなるよと、相方。

に、しても、大分と10℃ちがうやん(^^; 

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春、遠からじ。

どうぞ、ご無事で。岩手ユニクロヒートテック買えますように。

わたしはほどほどダラけながら、お帰りをお待ちしています。

 

 

 

 

 

 

家とモノの出会い

先日、家の物件を見に行きました。

 

と、言ってもわたしではなく、友人のM氏。

M氏が収集している器類を置く場所もだんだん無くなってきていることもあり、どこかに、いい物件のあれば、という話しでした。

 

そこで、思い出したのが相方の友人Aさんの持ち家。

近場に以前から空き家になっていて貸してもいいというのを聞いたので、M氏と内覧に行って来たのです。

 

家は二階建ての大正時代に建てられた古家

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お庭の梅が満開!


実はこの家、数年前にAさんが最初に見た時はすごい荒れようで、前の住人の荷物で埋まっていたとか。

Aさんは夫婦でアーティストなので、アトリエにもなるようにと、自分たちと宮大工さんの手を借りてコツコツと修繕して行ったようです。

 

家中のモノをすべて運び出し、庭の木を切り、床を張り替え、天井の雨漏りを治し、壁を開けたり、塗ったり、戸をはずしたり、付けたりと、話しを聞いているだけで、とても大変な作業だったのが想像ができます。

 

わたしたちも風の家を作るとき、砂壁剥がして、キッチン壊して、珪藻土塗ったりといろいろやったなあ〜

つい、思い出してしまいました。

 

M氏は家を見る前に、足を踏み入れたときの感触を大切にしたいと言っていましたが、確かにそう。

家も土地もモノもそうですが、第一印象、第一肌感覚が一番正直な気がします。

 

Aさん夫妻が頑張って手を掛け、愛情を掛けたおかげか、わたしたちが見に行った時には、

わたしの印象では、

とても心地よい感触の家に仕上がっていました。

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中に足を踏み入れると…


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風情があって、むっちゃ広いです!

奥にも部屋と中庭もあり。

 

2階も日当たりがよく、気持ち良さげ


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Mさんのプライベートはここで、1階がパブリックだね!

倉庫やら、みんなでメシ会もできるし、いろんなことができそうやね!

などと、主を差し置いて、わたし一人が勝手に妄想爆速(笑)

 

Aさんご夫婦は諸事情で、違う場所に家を持つことになったので、この家はしばらく空き家状態だったけど、せっかく自分たちで手を入れたこともあり、いい人に活用してもらいたいよう。

K雄さんの友人なら身元もしっかりしてるし、と嬉しそう。

 

M氏も第一印象はよかったようで、前向きに検討してみるとのことで、思案中。

あとは、ココロの流れにおまかせ、です。

それが一番確かですしね。

結果はどうであれ、たまたまの縁で、この家の内覧ができたおかげで、風の家のビジョンを見たように、久しぶりにワクワク妄想ができて楽しかったなあ^^ (人んち、だっちゅうのに!笑)

 

そう言えば、我が家も友人の付き添いで面白半分に内覧に来たんだけど、その時の第一印象(見た目ではなく感覚)が良すぎて、結局友人ではなくわたしたちが住むようになったのも、何かの縁。

 

この西部地区は、最初は近くに何もなかったのに、みるみるうちに商業施設ができ、スーパー、カフェ、レストランなど、マンションも近場に建ち始め、今は目の前で着々とホーバー基地の建設も進められ、交通の便もますます良くなっています。

 

それに、いつのまにか、次第に友人たちも西に集まっていることが、とてもうれしいし、ありがたいのです。

 

同じことがモノでも家電でも車でも言えて、コレ!と言った出会いがあるものです。

やっぱり偶然のように見えて、エネルギー(波動)の引き寄せだよね。

と、言う話を今年初めて会った水彩画家のKちゃんと話しました。

 

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書道家のYくんの作品を一緒に見に行って。遠くからでもなぜか一目で分かったY君の書。

 

おー!県美術館に、Nさんプロデュースの竹田歴史資料館で今、絶賛開催中のポスター貼ってます!

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そのあと、我が家でお茶しながらまったりと、いろんな話しを。

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自分が気持ちよくいれば、きっと心地良いモノ、コト、ヒトに囲まれるのだと、

もう、それだけでいいよね、そういうお話しをゆるゆると。

とても満ちた、いい時間でした。