器のお宝探し

モノ好きなわたしは、器も大好き。

 

と言っても、マイセンやら、ジノリやら、ロイヤルコペンハーゲンやら、ウェッジウッドやら、有田やら、柿右衛門やら…そんな高級食器が好きなわけではなくて(詳しくもないし)

 

なんか、イイなあ〜というわたしの感覚だけです。

だからうちの食器棚の器は作家ものから、IKEAから、小鹿田、リモージュマリメッコやらいろいろ。

 

器が欲しい時はまず、モノ持ちのM氏に声掛けします。

M氏は勉強もしているだけあって、一目見ただけて、

「これは◯◯のだ」「◯◯の時代もので、◯◯のところで作られたもの」と蘊蓄タレてくれます(笑)

 

そのM氏が以前から時間があれば覗くというリサイクルショップを紹介してくれました。

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この店、今まで通って目にしていたところなのに、全く気付かず。

 

中に入って圧倒された!

昔、ウルグアイに旅した時、道端の蚤の市にありとあらゆるモノたちが並び、こんなものまで売る?これ盗品じゃね?と興奮したけど、ここはそれとよく似ている。

広い店内に所狭しと置いてあるのは、いわゆる「なんでんかんでん」笑

 

外観といい、店内といい、上海の路地裏とかにありそうな店で、オーナーご夫婦のおばちゃんとおじちゃんがゆる〜く店番してる。

流れているのは、美空ひばり都はるみで、空気はもろ昭和。

この雑然感と大衆感に笑いとワクワクが止まらなかったわ。

どこかの台所や、解体した家やら、店じまいした金物屋やら、どこかから放出したものが、すべて流れ着いて、ここに集っているかのよう。

 

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器だけではなく、キッチン道具や大工道具、生活用品、古着、キモノなど、新品から中古まで、マジ「なんでんかんでん」置いてある。

 

この雑多な中から、M氏は見つけ出すのですよ、お宝を!

どんだけモノを見て買って、目を肥やしてきたんでしょうね、探すその目はもうハンターのそれです。

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早速見つけた埃まみれのサンローランの皿

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と、お皿たち。

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バラバラなカップとソーサーを買っても、M氏にかかれば、こんな優雅なカップ&ソーサーセットに。

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もう、このセンスたるや、独自のもの!

ちなみにバラすけど、ガラスのカップは段ボールの底の方に埃だらけだったもので50円でした。笑

ソーサーは、ロイヤルアルバートなるものらしく、皿だけ1枚残ったのでカップは何でもありで楽しめるそう。

 

で、こうゆう店や器が大好きな友だちNKに教えてあげたら、早速翌日行って買い込んでた。笑

うちら3人は、ここをワンダーランドと呼んで、お互いLINEで戦利品を見せ合いながら、ワチャワチャと楽しんでおります。

ちなみにわたしの戦利品はこれ。

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ハンドメイドの剣山付き小さな花瓶、オーバルの皿(後でM氏に教えてもらったけど有田らしい)、薬味皿。しめて700円也

 

実はワンダーランドは、ここだけではない。

M氏に骨董屋行くから付き合ってくれない?と誘われて行ったのが、きっと絶対誰も気づかず、見過ごしているであろう骨董・リサイクルの店。

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いや、これ骨董屋って、誰も気づかんやろ(^^; 

 

こう見えて、ここは「なんでんかんでん」ではなく、ちゃんと目利きの人が集めている店らしい。

良品や骨董品、古いフィギュアやブリキのおもちゃ、アンティークな瓶や、時代の人気雑貨などなど、さまざまなジャンルの人用のお宝をちゃんと選別して収集しているよう。

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そんな中でさらにハンターが選別

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本来は定休日なのだけど、この日わざわざM氏のために開けてくれた。すでにVipです。

 

ザ・戦利品。よくあの中からこんな美しい器や皿を見つけるよなあ


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(ちなみに写真もM氏)

このM氏の集められている器たちが、どんなふうに展開していくのか?

それを想像すると、ほんと楽しくなります。

 

わたしは骨董興味ない、と見てるだけのつもりだったんだけど…

あれ?

レトロなガラス器と

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古い小鹿田皿(500円!)をゲットしちった(^^; 
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焼き物の中では小鹿田焼きが好き。

生活のための器という小鹿田のコンセプト通り、使い安く、何でも合い、20年以上使い続けている小鹿田もあるほど、全く飽きがこない。

新しい小鹿田の皿は地震で割れた(泣)

 

こと新しい器たちを迎えるためにも、食器棚からは三分の一を放出しました。

早速、昨日訪れたS先生にも差し上げたり、同級生の友人にも聞いたり、残ったらM氏の倉庫で引き取ってくれるそうなので、またどこかに巡っていくでしょう。

 

現在、我が家の食器棚状況

こちらが普段使い用

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こちらが大皿やホームパーティ用

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こちらがお気に入りのカップボード

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上段左の2つのリモージュカップ以外、全てM氏からの頂きものだ (*_*) 

もう、これ以上増やすまいと思っても、いつも、来る度、どストライクのモノを持ってきてくれるので、つい増えちまう( ; ; )

 

そんな自分ちの食器棚を眺めるのも、人んちのキッチンや食器棚を見るのも大好き!(なかなか見せてもらえんけど…)

 

なので、同じこと考えてるこの人のこの本を、何度も読み返しています。

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