って、なにをしていたのだろう?
今のように確定申告に終われてたのかなあ〜(´Д` )
覚えているのは、相方から「東京のお兄さんのところは大丈夫?」とLINE(だったと思う)が入ったことだ。
そのとき、ぼんやりと
「え?地震は東北じゃなかった?東京にも影響があったのかな」
そんなことを思いながら、兄にメールした。
いつもはすぐに返ってくるはずの兄からのメールがなかなか来なかった。
テレビを付けたら、ニュースばかりやっていた。
最初は普通の地震かと思っていたけど、だんだん、すごい映像が映し出されて、これはただごとじゃない!
なんか大変なことが起きてるんだ、と感じた。
そんなとき兄からメールがきた。
「死ぬかと思った。テレビは落ちてくるし、何度も揺れるし。H美(娘)と連絡が取れん」
その頃、姪は帰宅難民になっていた。
そんなことを知らない兄とわたしは、連絡を取り続けていた。
電話しても、「混み合っています」というばかりで、まったく通じない。
テレビは、だんだんと息を飲む、圧倒されるほどの映像が映しだされ、テロップに出る死者の数は増えるばかりだった。
それから、ずーっとテレビに釘付けになっていた。
あまりにもありえない、見たこともない痛ましい映像ばかりを見ていたら、たまらなくなって涙があふれていた。
そんなふうにして、日本列島全体が一気に沈み込んだ。
テレビはニュースが主になり、CMが消え、世の中は自粛ムードでイベントも次々とキャンセルになっていた。
そんな頃、わたしたちは、計画していた「風の家」(まだカフェで場なく、仲間たちと作るイベントの場として活用)のイベントを実行することが、できなくなっていた。
自粛ムードの中で、なんだか気乗りがせず、だれも動き出そうとしなかった。
かと言って、だれもやめようとはいわない。
そんなとき、相方が「やるなら、なんか震災の役に立つことをしようよ。じゃないとモチベーションが上がらない」といい、みんながそれに賛成した。
イベントで出たわずかながらの収益金を義援金として、寄付することにしたのだ。
世の中が暗く沈んだムードになっているこんなときこそ、明るく、元気になるような光のようなイベントをしたかった。
そして、わたしたちは計画通りに実現したのが、このイベントだった。
「花とケーキと器たち」
タイトル通り、生花と、それに見立てたケーキ、そして、3人の作家たちに器を作ってもらった。
よく、やったよなと思うほど、クオリティの高いイベントだったと思う。
そのときの心境をブログイベントと地震 - スローライターの気付きに書いてある。
そして、その報告「花とケーキと器」たち報告 - スローライターの気付きも。
思わぬほどのたくさんの方々が来てくださり、大盛況だった。
あのイベントに来てくれたみんなが、楽しそうに笑っていた。
そのときに開いたプチカフェが「風の家」の前身だったと言っていい。
そんな、5年前のことを思い出す。
今も変わらず「風の家」が健在なこと、わたしたちも変わりなく、今日も生かされていることに、この日、あらためて感謝をした✨