九重と久住

●天に近い大原野



(晩秋のドライブ、ドライブ♪)



(不安になるような山の上にギャラリーが…)



(クモの巣のような、これはオブジェ?)



(ログハウスが会場に)

この連休に従兄が九重で写真展をやるという。
早くから誘われていたので、「行きます!」と返事したものの、案内のチラシの地図はさっぱり?? 
会場は「天に近い大原野」って??
出る前に相方がグーグルで調べ、しっかりプリントアウトして、これでよし!と出発したものの、あ、やっぱり?
もしやと思った通り、プリントした地図をごていねいに忘れてきたのだと。
これが私なら、相方は大爆発だっ!けど、私じゃいくら地図みてもたどりつかないけど、なぜか、相方はカンで着いちゃうもんだから責められやしない。
途中、不安になるほどの山道だったけど、大げさじゃなく「天に近い大原野」だったわ。
そもそも造園主の仕事場らしく、そこを開放しているとかで、確かに広大な敷地には、さまざまな大木や流木や岩石、多種多彩な木が植樹されている。ここから見渡す、この大パノラマは見事な限り!
会場になった小さなログハウスの下にはちょっとお茶するコーナーもあり、他にもゲストハウス、工芸のワークショップルームまであり、すみっこでは、地元の野菜まで販売するコーナーもある。
決して洗練されているとは言い難いけど、それにしても、けっこうな人出だ。案内出せばここまで、人は来るのかあ〜と、ちょっと驚いた。
けど、帰りに小国のそば屋に立ち寄ったとき、少しわかった気がした。
3年前、まだ父が元気な頃、同じ時期に同じそば屋に行ったけど、行列をなしていて1時間待ちだと言われた。今回は3分ほど待ったくらいですぐに入れた。
たしかに人出は減っている。サイフのひもは閉めたものの、連休ともなれば、ましてやこの秋晴れ、みな、どこかには出かけたいのだ。そんなとき、あんな金のかからない、だけど景色はばつぐんの手作りギャラリーは遠出のいい目的になるのだろう。
事実、私らもそうだった。
従兄が展覧会をやっていなければ、知ることも行くこともなかっただろう。だけど、あ、ちょうどドライブにいい距離かも…と、「ついで」に便乗したのだ。
相方の友人一家がわざわざ出かけてきたのもわかる気がする。
金がかからず、豊かになれそうなもの。その気になれば、何にもないのが強みの田舎には作れるかもなあ〜
同じことを考えたのか、「あの家でギャラリーもできるかもねえ」と相方。
「そのときパンとコーヒーとかあったらうれしいだろうね」と私。
まあ、ぼんやりとにやにやしながら、考えつつ妄想を抱いていたら…いつか実現するかもよ。



●おトクでおしゃれな家族風呂


(おお、おっしゃれー!)


(入室と同時にお湯が入るしくみらしい)


ここはどこ?まるでおしゃれなスパのようじゃないか。
いえいえ、ここは久住の知的障害者たちが働く大衆温泉の家族風呂。
以前、取材で行ったときから入りたいと思ってたのが1室だけ運よく空いていた。周りは森で、湯船はひのき造り、デッキ付きで、きれいで、広々とした家族風呂が50分1500円〜1800円という安さ!
4人くらいの仲間や家族でも十分入れるから、なおオトクだし。スタッフはいつも笑顔で、しんけんにあ働いているし、この温泉はいつ行っても気持ちいい。なかなかないよねー〜、これこそ田舎のだいご味よ!
次回は姪っ子連れて、も一度行こうっと。