秋めく日に

あらら…ブログをサボっている間に、なにやら季節は変化している。


おまけに一つ年を取ってしまった。
朝からFacebookやらメールから「お誕生日おめでとう」メッセージに返事を書くので大忙しだ。
プレゼントもいただきました。


(Sちゃんからクッキーの詰め合わせ)



(大工のおじさんからはなんと花束が届いた!)


相方さんはもうすぐ上海出張を控え、帰休(読んで字のごとくおうちに帰って休む)を利用して先週から冬じたくに追われている。

知人のおばちゃんから柿の木をいただいたので替わりにパンを差し上げたら、おばちゃんからピザの宅配を注文されたそう。
美しい田舎の物々交換だ。
帰って休むどころか柿の木を薪にする作業にひたすら専念する。




だけど相方のどうしても手が届かない場所がある。
裏山の壁面だ。
山から壁面にかけて生い茂る木が台風などの風に揺れ、壁が朽ちている。
そこで、シルバーさんに依頼。
今日、早速来てくれ、朝からチェインソーの音が鳴り響いた。
あの壁面をどうやるんだ?と思ってたけど、さすがプロ。
一人は山に上り、もう一人は庭の草を刈り、どんどん木を切っていく。
しかも、「これは切っていい。これは上を摘めば芽が出るんじゃ」とレクチャーまでしてくれて。



(ていねいに下草刈まで)



(おみごと!)



上から見て屋根の瓦が一枚吹き飛んでいたらしく、瓦で屋根修理までしてくれるし、


薪木まで作ってくれた。




(おふたりとももうすぐ80歳!カレーがうまいと絶賛してくれた)



(おやつはわたしの手づくりケーキで)




「あれはカシ、隣がイヌマキ、その横がヒノキじゃ。
ツツジはまだ生きちょるからもうすぐ芽が出る。
裏山は神様の木を1本残してもう少し切って光を入れた方がいい。
神様の木は祠の前にあるあれがそうじゃ。
切った分、若い木を植えるんや。サザンカとかいいな。
そうすれば、美しい森になる」
お茶の時に「木談義」は終わらない。

こんな教えはキチンと伝えられているのだろうか?
こに人たちがいなくなった後、森や木のことを教える人はいるのだろうか?

最後はきれいに掃除までして、「ここもやりたかったなー」と名残りおしそうに帰って行った。

裏山からは、また街と山が一望に見え始めて夕陽がきれいだった。

なんだか感謝と感激に満ちたうれしい誕生日だった。