2009-01-01から1年間の記事一覧

変わりゆくものたち

ついに屋根が着き、美しい景観が消えた。 父が大好きだった景色だっただけに、父が亡くなった後でよかったと思う。 盆の間は工事を止めてくれと頼んでいたせいもあって、盆間は静かだったが、今朝からふたたびトントンと騒がしくなった。遠くの山が残っただ…

初盆の最中に

●初盆会 (初盆使用の仏壇で) (見よ、この料理!)終わった、終わった〜。 7月からがんばって準備した初盆会が無事に終了。ホッとしたような、たいそう疲れたそうな。 だけど、なんかセレモニーを終えることばかりに必死でお盆をじゅうぶんに味わっていな…

役に立つお参り客

(プロが刺すとこんな感じ。美しい!) (仏様の前もこの通り) (枝を切るドイツ人) (ゴミを集めるブラジル人) 早くもお参り客様御一行4名。友人の日本人、隣人のCとアパレル関係のM氏とドイツ人のTとブラジル人のM。特に多忙なM氏とブラジル人Mは…

さよなら、景観…

朝聴こえていた鳥のさえずりは、ブルトーザーの音とかなづちの音、おっさんたちのどなり声でかき消されてしまった。 緑の田んぼと、おもちゃのような汽車が行き交うのどかな景観は、アパートの屋根でふさがれてしまうだろう。 さわやかな風と木々の空気は、…

草と蚊の脅威

(まるでアメーバのように侵略するツタ) (畑の草取りは半分でお手上げ) (我が家の夏の必需品!) (バジルを押しつぶすカズラの葉) もうすぐ初盆だっちゅうのに、草の勢いがすさまじい。 わけのわからん草はもちろんだけど、ツタや、笹などとなるともう…

今日からほぼ田舎暮らし

(朝イチにさっそく、いただきもの) (風はもちろん天然クーラーで) (スイカは夏休みのおやくそく!) 今日から盆過ぎまで田舎の家暮らしに。 初盆用のお供え物のぞくぞく着いているし、お参り客もそろそろ…。 さっそく地元友人のカメやんから、朝6時半に…

あ、やんだ!

昨日は、ずっと呼びたいと思ってたデザイナーA氏とデザイナーK女氏の二人をご招待。 そいでもって、うちの同居人が今日誕生日なのもあって、一日早い誕生日も兼ねてのガーデンパーティを予定していた。 にもかかわらず、前日の土曜日からあいにくのざあざあ…

やさしいカリスマ

(九重のダイナミックな草原!) (スパにある気持ちいいカフェでランチ) (あ、ワイナリー!) 最近、仕事で出会った二人のマダムに興味をひかれた 二人とも旅館&温泉のオーナーなのだけど、これが、ちょっとやそっとの旅館ではない。 最初のマダムは、黒…

46年ぶり

(あっ…やっと現れた!) (赤いファイルごしにコメつぶくらいに欠けたのが…?) (ベランダに身を乗り出すドイツ人) (しきりに見ようとするけど…) われら観測隊は、午前9時半からベランダでスタンバッてカメラ片手に上を見上げていた。 まあ、今日は日…

迷い迷って…

最近ずっと迷っていることがある。悩むというほどではないものの、ずっと考えて、迷っていた。 田舎に居を移そうか、どうかを。 その理由1.1週間に2日しか仏様のお世話とお参りをできないこと。 その理由2.田舎がとてものびのびとして心地いいこと。 そ…

田舎町のパン屋さん

ついに、我が家のパン工房が完成した!! いよいよパン屋をオープンすることに!! うそ。 これは田舎のまちに、最近できた石窯のパン屋さん。 知り合いに聞いて訪ねて行ってみた。 うちの相方パンと似てる。 カンパーニュ、フルーツパン、クルミパン…相方が…

7月になったとたん…

(畑はバジルとネギと…草と草) (雨に濡れてホテイ草だけは元気) 納骨も終わり、やれやれ、ちょっと一息…。 久々にだれも来ない、呼ばない、何もしない週末を過ごすことに。 いい感じに雨も降ったり、やんだり…。何もしないと言っても相方は卒塔婆(そとば…

やっとお墓へ

納骨に向けて週末は大いそがし。 兄、坊さま、今回の葬儀、供養をしきってくれている従兄夫妻たちを迎えるために、相方は外周り、私は家の中の掃除。 古い家に必要不可欠な焼却炉を相方がネット購入したおかげで、手紙や書類、写真などを焼けるようになって…

夏近し

●再度ガラクタ処分夏のスローライフはハードライフになるけど、今年の夏は特には忙しい。 もうすぐ納骨、49日、すぐに初盆。その前にやっておくこと、こなしておきたいイベントがめじろ押し(いや、うちらの趣味のイベントだから、別にやらなくてもいいんだ…

雑居生活

マンションでドイツ人男性(T)と日本人女性(Y子)のカップルに部屋を貸し、雑居住まいしていると人に話すと、必ずと言っていいほど、えーーっ?と驚かれる。 時には、大笑いされることもある。 外国では一般家庭でもシェアしたり、部屋を提供したりするこ…

そして、迎えた日曜日

この日は以前から相方が叔父さんと約束していた、小麦刈りの手伝いの日。手伝う代わりに小麦を一表もらえる(笑)。 これぞ、田舎ならではの物々交換! 私も張り切り、朝5時起きで4人分の弁当作り。なんせイベント弁当なんか作ったのは始めてのこと。料理…

そして、いつもの週末

父母を連れて帰ってから、ここ最近ほとんど、田舎暮らし。 葬式と会食が終わり、兄家族も東京に戻り、お参り客も次第に減りだし、やっとふたりだけの静かな週末を迎えた。 とは言え、家仕事は以前よりも倍増。気持ちも以前とは、ビミョーに変わってきた。 位…

父母帰る

母が亡くなって今日で10日目。 まだ、10日?と思うくらい怒涛の日々だった。 東京での密葬、その後、帰省し、母方、父方の親戚を集めてのお別れ会。 一足先に帰り、その準備に駆け回った。その間、書きたくもないほどの雑用、トラブル、アクシデントの連続!…

旅立ち。

通夜の夜や葬式などは、争いが多くなるそうだ。 特に身内の中で… 溜まっていた膿を出すように、潜んでいた思いや抑えていたものを一気に吐露して、いがみ合いになってしまう。 それを死に人(びと)は黙ってあちらへ持って行ってくれるそうだ。 本当の話かど…

なんでこんなにも…

わからない…なんでだろう? 母が死んで、まだ荼毘にも伏していないと言うのに、身内同士どうしてこんなにも争いごとや、もめ事が多いのだろう。 私と兄は絶縁寸前、 私と相方は意見の衝突、 兄と相方はピリピリ状態、 あげくの果ては… 我が家と田舎の坊主の…

ついに…

まるで私が来るのを待っていたかのように翌日の朝、再びの危篤。そして、今日の午後2時に、母、逝く。私と兄に看取られた、安らかな最後だった。やっと、母は楽になれた。やっと、家に帰れた。28日に荼毘に付すまで、母は私の隣で穏やかに眠っている。

3度目の上京

23日の未明に母が急変。 真夜中に兄一家が病院からの電話で呼び出されたそう。 もう母の体の中は癌が蔓延。 生きてるのも不思議な状態なのに血圧を上げる薬の投与で持ち直し、家族ににっこり笑った後に昏睡状態に入ったという。 私は一ヶ月前、もうお別れを…

1年目のCasa de Vient(カサ・デ・ビエント)

(よしずを付けたらアジアン風に?) (父の好きな山に満月がぽっかり) (おふとん干したり…) (草取りしたり…) (親戚が来たり…) (友人が来たり…) (田舎パンの中にミートグラタン) (料理はますますバラエティ豊か) (相方手作りのアイスクリーム…

連休1日目の労働

昨夜、映画を見た後(「GOEMON」!)、同居人たちと別れて私らは週末ハウスへ。 今日からうれしたのしい連休だー!!と言いたいところだけど、相方さんは残念ながら出勤日。いつもより早めの朝7時に家を出た。 で、出る前に一言。 「あ、庭の草取っといて」…

ビッグファミリー

(ここまで並ぶと壮観だなあ) (休日に相方がせっせと焼いた食料) ドイツ帰りの友人Y子とその相方のドイツ人T君との雑居生活を始めて、はや1ケ月近くになる。 と、言っても私はその間、ほとんど東京暮らし。私不在の間に3人の生活はできあがりつつある…

たっだいまー!

やっと我が町に、 やっと我が家に、 やっと我が日常に、 帰って来たぞ〜っ! おっかえりー! と迎えてくれたのは、隣人、友人、同居人、そして相方。 東京での深刻な話しとキンチョー感のある食卓の風景とはうって変わって、久々のにぎやかな食卓に疲れた気…

さよなら、母さん

今病院からのバスの帰り。 大都市東京の外れのT市で2週間。 渋谷や原宿や代官山に遊びに出るわけでなく、東京に来たら絶対に連絡してよと言われていた友人に会うわけでもなく、 ただひたすらに、毎日家と病院を往復していた日々も今日で最後。 看護師たち…

まさかの復活?!

実は昨夜、姉と兄との三者会談で抗がん剤治療かホスピス行きかでもめていた。実は今朝、一応あわてないためにと、姉と密葬の準備について相談していた。実は今日、医師に単刀直入に母の現在の症状と余命を聞こうと考えていた。ところが!!ところが…である。…

2日延期…

本来なら明日帰省するはずだったんだけどね。 いろいろあって、2日延期…ってことに。 その“いろいろ”は、母の病気に関する外野のいろいろであって…ここにすっきり書けないところが辛い気もするけど、ま、いろいろあるわなあ〜 母は相変わらずの行きつ戻りつ…

一進一退

「わたし、だーれだ?」 「オオツカさん?」 ダ、ダレやねん、それ? 「あんたの娘よ、娘! K子!」 「ああ…K子」 毎朝、こんな会話を繰り返している。 「わたし、だーれだ?」のあいさつに、とんでもない答えが返ってくることもあれば、一発OKのことも…