朝のてんまつと撮影

今朝、起きるなり相方とケンカした。
いやいやケンカではなく、今回ばかりはわたしの方から吹っかけたと言っていい。
昨日朝から夜8時過ぎまでの取材と撮影で疲れきって帰ってきて、バタンと寝たかったけど、日曜日にもらったアサリが残っていたのもあって休む間もなくボンゴレとサラダを作り、それから片付けもせず、ほぼ倒れるようにソファで討ち死にした。
朝早く起きて原稿を書くつもりが起きれず、やっと起きたら相方はすでに起きていて、昨夜食べたまんま食器が残っていたので(あたりまえだけど)、うんざりして、つい、「なんでわたしも同じように働いてるのにわたしばかりが皿洗うの!」と、アタリちらしてしまった。
これは、共働き夫婦にものすごーくありがちなパターンらしいけど、うちの相方は、一般家庭からみればかなり協力的な方だと言っていい。ゴミ出しやら、頼めば皿も洗ってくれるし、そうじもしてくれる。何よりわたしの苦手分野を一気に引き受けてくれいるばかりか、一緒に企画やキャッチコピーやらネーミングやらを真剣に考えてくれたりする。
だから、こころの底ではものすごーく感謝しているんです(いや、マジに)。
だけどね、ニンゲン疲れていると余裕がなくなるのね〜。性格も悪くなるし。でもかと言って、一日の始まりに当たっちゃいかんでしょう。
相方もさすがに、だんだんイカってきて、「そんなに疲れるならイー○タ(わたしが特集頁を受け持つ情報誌)やめたら?抱え込み過ぎるんやろ!」と。
「でもレギュラーだし、大変だけど企画から入れるからおもしろいし…」とブツブツ言ったら、「なら、ぐち言わんで覚悟してやれよ!」
ごもっとも。一言もないです。
相方が出かける前にはすぐに反省して(どんなにケンカしても朝は笑顔で送り出したいというのが、結婚したときからのわたしの中の鉄則!)ひたすらあやまり、やっと仲直りできた。


で、この朝のてんまつをイー○タ担当のMイちゃん(平成生まれ!)に、かいつまんで話し、「イー○タ止めろっておこられちったよ」と笑ったら、Mイちゃん飛び上がって、
「ひぇ〜!それだけはごかんべんをご主人様!わたしが変わりにいつでも皿洗いに来ますから〜っ!」と言ったのには、大笑いした。
でもでも、相方の言う抱え込み過ぎは確かかも。
既成ではない手作りの情報誌を作りたくて、ついついギャラ以上の手間をかけてしまう。
今回はパン特集で、ただのパン屋紹介だけじゃおもしろくないから、いろんなアレンジを紹介しようと、企画にサムネイル作るわ、ロケハンするわ、スタイリストやるわ、今日は料理研究家のごとく、我が家をまたまたスタジオにして奮闘。

         
        (指示の元でテキパキ動く助手Mイちゃん)

見よ!このパンアレンジメニューの数々。

         
         
         
         

料理が登場するたび、きゃ〜っ!きゃわいい〜っ!しゅご〜いっ!のアニメ声歓声の効果音が響きわたるから、そりゃカメラマン氏もノルわな。

         

使えるものは何でも使えと、目の前のハウジング場の庭も拝借(もちろん撮影許可は昨日取った)。

         
         (5月のピクニック風景を作る)
                                            
        (芝生はグリーンの色を加工してもらうことに)

昨日から買い物や、朝から材料揃えて準備万端にしたため、撮影は1時間ちょっとであっという間に終わってしまった。
苦労はあるけど、こうゆう仕事はやりがいもあるし、おもしろい。なんとかいい紙面にしたいからとやっているんだから、相方さまの言うとおり、ホント覚悟を決めて楽しまなきゃと改めて感じた次第です。

に、しても我が家はどこまで開かれた家やねんというほど、スタジオだけでなく、パーティルームにも、編集室にも、会議室にも、打ち合わせ室にも、なんでもなるなよあ〜(笑)