ジャム作りのち演奏会

昨日、商店街の中の八百屋さんでジャム用の小粒のいちごが、一箱280円という安さで売られていた。

        


「よし!買って帰っていちごジャムを作ろう!」と言ったのは相方。
そして、作ったのはわたし…。
きび砂糖のザラメを買ってきて、いちごの約半分の量を入れ一晩置く。

        


翌日、水分が出たところで、弱火にかけコトコト煮ながらひたすらアクを取る。

        

外は台風のさなかだけど、田舎の日曜日、家でコトコトジャムを煮ているのは、なんと幸せな作業なだろう。。。
トロトロになったあたりで、レモンの汁を入れやっとジャムっぽくなった。
あとは、ジャムのビンを煮沸消毒し、熱いうちにビンに入れるだけ…なんだけど、そこで気付いたら昼の12時近く!
「あ、もう時間だ〜」と、あわてて支度をする。
実は12時から、この田舎町のコミュニティホールでリコーダーの発表会が行われ(なぜ、エ○○ピアなのかは不明??)、それにライターのAさんが出場するのでお招きいただいていたのだ。
ジャム詰めは相方に頼み、台風の中、会場まで送ってもらう。

根っからの音楽オンチのわたしは、楽器ができたり、歌を歌える人がひたすらうらやましく、ソンケーしてしまう。
ましてやリコーダーなんて!!
ぎりぎりに行ったのだけど、台風のせいか会場は人もまばら…。
実は、リコーダーとチェンバロは、どちらもナマではじめて聴いた。
チェンバロの楽器もはじめて見た気がする。
小ホールはたちまち、ものがたりのような音に包まれてしまう。
Aさん登場! ソロ?!すげっ!

        

ヘタクソなんで…って言ってたけど、めちゃくちゃ上手いじゃないですかー!
妻と母とライターをこなし、その上、演奏者?バイタリティーあるよな〜と感心することしきり。
Aさんの出番だけ聴きに、相方さん途中入場。あとは仕事があるので退散。
そのあとはグループ演奏へと続く。

        

        
(この方たちは東京からわざわざいらしたグループとか。さすがの演奏)

圧巻はイケメン先生の指揮で、ラストの全員演奏。

        

あいにくの台風だったからか、観客が少なくて残念。もっと宣伝すればよかったのに。
こんな田舎町で(一応市だけど…)こんな発表会ないだろうに、もったいない。
というわたしもAさんに誘われなかったらきっと行かなかっただろうから、こんな美しい音を聴ける機会をいただいたことに感謝です。
それにしても、リコーダーの音色の種類の多さには驚いたな〜
あ、それともう一つ収穫が。。。絵画の研究所のN先生が会場にいらしていたこと。奥様の演奏を見にきたらしいのだけど、開演前にAさんに紹介されて少しお話をした。
実はこの方、先日の「風の家」のイベントに出品しくれた作家さんが元生徒さんという縁もあり(他にも活躍中のカメラマン、デザイナー、アーティストががたくさんN研究所卒)、それにわたしは、月刊Sに書かれているこの人の文章がとても好きだったので一度お会いしてみたかった。
「ああ月刊Sに書かれている、お名前は存じ上げていました」といってくれて、飾らない人がらは、やはり文章のまんまの人。
あつかましくも、器の作家さんが載っているのでと、わたしのフリーペーパー「Que・sara」を差し上げたら、「フリーペーパーって、こんなリッパなのが?!」って驚かれてしまった。
たいてい感心されるけど、すみません…リッパなのは写真とデザインだけなんです。。。
でも、どこにどんなご縁があるのかわからないから、この出会いも贈り物をいただいた気分。



さて、演奏後、うちに帰るとジャムはすでにきれいにビン詰めされていた。

        


マンションに戻る前に、相方のワインパンとできたてのジャムとカモミールティで、ゆったりまったり夕方のお茶タイム。
     
        

台風も無事に過ぎて、ゆたかな日曜日を送れたことに感謝でした。