なんとお盆以来、半年ぶりの風の家です。
なんせ相方さんの休みなし、出張続きの日々で、気づけば季節を2つくらい超えていました。
当然、夏、秋を超えた「風の家」は、ジャングル状態。
実は18日(日)に、メンバー限定のクリスマスご飯会が行われることになっているので、12月になってやっと出張がなくなった相方が、草刈りに行くことになっていました。
けど、半年ぶりのジャングルを1人で処理するのはとても無理、ましてや出張なくても、土日休みが取れそうもないので、業者に頼もうかと思っていたところ…
なんと❗️
またまた救いの神が現れたのです。
今回、自ら草刈りを買って出てくれたのは、兄の高校時代の後輩のSさん✨
以前、奥様とともにSさんは「風の家」に遊びにきてくれていたのですが、たまたま立ち寄った際に見た庭の惨状に、自分が刈りましょう!と言ってくださったのです。
Sさんは日曜日に来て下さるというので、まずは土曜日に「風の家」スタッフのK子ちゃんと、久々の家の中の片付けから。
半年ぶりに入った「風の家」のダイニング。
窓を開けて風を透し、埃をはたいたり、掃除をしたり、冬の設えをしたりしていると、静かに家に「氣」が通っていくのを感じます。
やっぱりこの家は、落ちつきます✨
お昼にパスタを作って、2人でランチ
そのあと、K子ちゃんは見兼ねて剪定を始めました(笑)
そして、翌日の日曜日。
かろうじてお休みが取れた相方さんと、朝早くからマンションを出発。
幸い、いいお天気そう☀️
久しぶりだなあ〜と感慨深げな相方
午前9時前になると、助っ人Sさんの到着❗️
Sさんは建設業者でインフラ整備のお仕事をしているので、測量も重機も動かせる上、自称「百姓育ち」なので、草刈りはもちろん、木のことや、植物のこと、土地のことなどには詳しい、バリバリのプロ!
もう相方も、ざっと庭を見てもらったあとは、お任せして作業を始めることに。
こんな状態から始めます。
草刈り機はもう一台をギャラリーのS先生から借りて2人で同時作業。
休憩のお茶の時間には、同じ現場で生きてきた同士として、さまざまな話題が出ます。
このSさん、実はものすごく引き出しの多い人。
技術者であることはもちろん、空手の達人であり、思想家であり、今はJICAのシニアボランティアとして、アジアに行く夢を持って、そこに向かって猛勉強しているとのこと。
今は英語とアラビア語をマスターしているとか…(°_°)
さすが、兄の後輩だけあってハンパないです。
こんな人だから、話題がおもしろくないわけがない。
相方も人生の大先輩の話に、ぐんぐん引き込まれていきます。
とにかく「生きる力」を持っているので、たいていのことは何でもできる。
いつの間にか駐車場を作る話しが持ち上がり、Sさんが「あの土をここに持ってきて、そこの木を切って広げて…」と構想を伝えたあと、相方に「ユンボの使い方から、溶接から、俺が持ってる技術を全部教えるから一緒に作りましょう!」と、なにやらすごい話しがまとまっているではないですか。
いろんな技術覚えたいなあ、と相方も嬉しそう。
最後は剪定までしてくれて、
すっかり「風の家」の外周りは息を吹き返しました。
「裏山の通り道に真砂土を引き、上にベンチを置いて展望スポットを作りましょう、この「風の家」の空間はもっと遊べますよ」とSさんは、ワクワクするような構想を話してくれました。
「もう周辺と道具の場所も把握しましたので、これから定期的に来て草刈りしますよ。
いやあ、楽しい草刈りでした!」
と、片付けまで済ますと、清々しい笑顔を残して帰っていきました。
まさに、神ってるわ✨
どうやら、「風の家」は護られているようです。
木を切るときはプロ級のKさんたちが現れ、今回は頼もしいSさん。
Sさんは何度も「縁ですよ、縁が繋げているんです」とおっしゃってくださったけど、本当にこのご縁に感謝したい✨
今まで相方が仕事の合間に、1人で一生懸命作業して護ってくれたけど、ここに兄の縁で繋がれた人も加わって、助けてくれることになったのですから、ありがたい縁は繋がれてのだなあ〜と感じずにはいられません。
久しぶりに薪ストーブの心地よさに包まれて、もっと冬の「風の家」を楽しもうね、と相方と話しながら「風の家」を後にしました。