SATC2を観て

やっと観れたSATC2。
さすがに相方はパスなので、昨夜レイトショーで女ともだちと観た。
TVシリーズからのファンなんだけど、実はこれ、他界した父から教えてもらった(笑)。
我が家は全員夜型タイプで、うちの両親は午前1時くらいまで平気で起きていた。
中でも父が一番遅寝で、真夜中でやっているBSのSATCシリーズを観ていたのだというから驚いた。
たまたま一緒に観たとき、「これ、おもしろぞ」とストーリーまで教えてくれたのは、今やなつかしい思い出だ。


で、今回のムービー2は、相変わらずのゴージャスぶり!
あまりにもゴージャス過ぎてリアリティが無さ過ぎだけど。
格はちがうけど、キャリーが物書きで、以前はかわいい小さな部屋に住んでいたので親近感が湧いていたけど、結婚して彼女は今やセレブ中のセレブ。
料理はしないし、ファッションは相変わらずドハデだし、毎夜、パーティーや夜遊びには繰り出すし…。
掃除と洗濯はダレがしとんじゃい!と、所帯じみたツッコミを入れたくなるほど(笑)
けど、結婚したMr.ビックが仕事から帰ってくると、外には出たくない、家メシがいいとテイクアウトを買ってきて、ソファに寝そべりずっとTVを見ている風景は、どこかで見たことがあるなあー(笑)。
そんな姿のダンナを見てキャリーは刺激がなくなっただの、マンネリだの、キラキラしてほしいだの不満を言って、アブダビ旅行に出かけるんだけど(しかもすべてタダで!)…
そのあたりの気持ちって、わからなくもないんだけどね。
わたしも同じ気持ちになったことがあるから(アブダビには行かんかったけど)。
けどね、一緒に暮らしてみてちょっと想像力を使ってみるとわかるのよ。
会社に勤めるってことが、どんなにストレスがあるのかってこと。
毎朝同じ時間に出かけ、ヤな同僚と組み、集中させてコンマ1ミリのことに神経を使う仕事をしていれば、家に帰ってダラーっとしたくなるのも無理はないよねぇ〜。
それができない家庭って、なんなんだって。
それと、うちの相方さんは、それだけじゃないってこと。
あの人はヤルときはヤル、動くときは動くから。行動とゆるゆるのメリハリがついている(ただ、その両方が極端なだけで…泣)。
それにわたしはイイ年で結婚したのもあって、ケッコンに甘い夢を抱いていなかったのと、依存をしなかったのもよかったかもしれない。
いろんなカップルやいろんな人生を見てきたあとだから。
いちばん期待したのは、他人と暮らして、どれだけ独身時代とは違うじぶんに出会い、キャパを広げられるかということ。
これは期待どおり。
次から次へと、へえーこんなじぶんがいたんだと感じることしきり。
今、結婚6年目。
ゴージャスさもセレブでもないけど、とっても、おもしろくて、たのしい。こんな経験は相方と結婚していなければできなかった。
それにSATCのようにガールズたちとの遊びも続いているのも、ありがたい限り。
しいて言えば、真夜中までDVD観たり、スナック食べたり、ガールズトークしたりが、なくなったのがちょっとさみしいかな(あ、贅沢?)。

なんにしてもイイ意味で結婚を考えさせられた映画でした。