昨夜の夢

昨夜、夢を見た。
私はほとんど夢を見ない…ことはないだろうが、覚えていた試しがないので、昨夜のようなことはヒジョーに珍しい。
なんせ、途中で、「あ、これは夢だったんだあ…」と気付いたのに、再び寝た後で続きの夢を見たのだから。
どんな夢か、ここに書くのも恥ずかしいが、あまりにもリアルだったので記しておこう。
相方と別れる夢だった。
何が原因で別れたのか、そのへんははっきりしないのだが、どうも自分から別れを告げたのか、もしくは何かの理由で別れなければならなかったのか、どっちかだ。
どうも、私がオトナのふりしてカッコつけて無理やり別れたような気がする。
リアルなのは、その後だ。自分がとても哀しんでいる。相方がいなくなってしまって、初めてその存在の大きさを体で感じたようなのだ。私はマンションを引越し、誰かの部屋にころがりこんでいるかシェアをしているらしい。相方から、なぜか手紙が届く。その手紙を届けてくれたのは仕事仲間のカメラマンだ。それで、相方が自分を探しているらしいことを知る。私は隠れて(なんでだろ?)必死で、ここにいるよ、とメールを打っている。
あらすじはザッとこんなものなのだが、リアルだったのは、そのときの感情だ。
なんで、私はあの人と別れたりしたんだろう?こんなに哀しく、切ないとは思わなかった。早く会いたいから探しに来て、見つけに来て…と泣かんばかりに必死になってメールを打っている。
切なくて、会いたくて、淋しくて…胸が締め付けられるような感覚。どこかで味わったことがあると思ったら、あれって、失恋したときの感じかな?けど、もっと違う痛みだったような気もする。こんなふうに心と体にまで、感じるような夢は久々だった。
目が覚めて、相方が隣にいてアホ面で寝てたのを見て、ひどくホッとした。
「夢」だったけど、相方を失ったときの感情を私は体感してしまった。
そうか、人を愛して失うってこんなことなんだぁ…って、ちょっとカンドーしてしまった。
起きてすぐ、その話をしたら、
「大丈夫、ちゃんと探しに行くよ」と相方。
う〜ん、それはアヤシイ。体力ないもんなあ、コイツは…けど、すごいなあ…このヒトは、もうだんだん私の体の一部くらいになって来ているのかもしれない。
夫婦というよりも、人生の道連れとなる相棒かなあ。
失くす怖さに怯えるよりも、隣にいる奇跡に感謝して大切にしたい。
願わくば、おバカなことで笑いながら、ドジやってコケたりしながら、助け合って、励ましあって、ゆっくり、長〜く、隣り合わせで歩いていきたいと思う。
そんな夢のせいで、今朝の私は、相方に異常に優しかった(笑)。