朝の報せ

昨夜、午前3時に寝てしまったわたしですが(何やってんだか…?)

朝早く、携帯の着信音で起こされた。

 

夢の中でかろうじて携帯を取ったら、まだ辺りは暗い。

「寝てた?」

その声はなぜか、田舎の同級生のK子ちゃん。

時計を見ると午前6時を過ぎたところ。

「そりゃ、そうやろ…」とわたしがぼやく間もなく、彼女は興奮状態で、

「おきて!ニュース見て!大変なことが起こってるの!」

「え…」 少し目が覚め、

「また大地震が起きたの!」の声に完全に目が覚めた。

 

え?どこで?

と聞くと「フクシマ」という。

また? 震度は?

震度5

………

 

その答えに、不謹慎ながら、

「なら、そんなに大きくないんじゃ…」

「でも津波が起きてるのよ!」

とにかく起きてテレビをつけると、5年前を彷彿させるかのような地震情報。

確かに津波警報も出ていた。

 

東京も揺れたらしいので、相方にLINEを入れると、朝6時過ぎだというのに、早くも電話の中 ?(°_°)

座ってゆっくり行きたので、こんな早くに出るらしい。

様子を尋ねると、

「電車が止まっていたけど、今はもう大丈夫」とのこと。

続けて兄にもLINEすると、「久々に大きかった!」とのこと。

 

ちなみに

早く着いた相方の優雅な朝食✨

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わたしはと言えば、これが前震でなければいいけど…と願いつつ、再びベッドに潜り込み(笑)、二度寝

 

すると、またもや携帯で起こされる。

今度も同級生の友だち、Mだ。

開口一番、「とんでもない報せだけど…」と前置きして「Iが死んだ!」と。

Iとは高校の同級生のこと。

電話をしてきたMと、わたしを含む仲の良かった同級生4人の女子で、半年に一度くらい会って食事会をしている。

Iはそのメンバーだった。

今年はまだ一度も集まっていないから、忘年会がてら、そろそろかなと思ってた矢先だっただけに、驚き、ショックだった。

Iは確かに4人の中では、一番病気がちだった。

わたしやMと違って、まじめで、地味で、優しい性格だった。

 

クラスでは目立たなかったけど、少しひょうきんなところもあり、ド田舎に住んでたので、いつもわたしとMのいじりの対象になっていた(←ひどい)

大人になって再会したら、パンをつくるのもお菓子を作るのも、ひもでバッグやカゴをつくるのも上手な、とてもしっかりした、いいお母さんになっていた。

 

わたしなんかと違って、善良過ぎたから、今世の役割りはもう終えたのだろうか。

突然の死が信じられなくて涙も出なかった。

 

24日の葬儀では思いっきり泣いて、3人で見送ろうと思う。

 

 

災害もそうだけど、明日、何が起こるかわからない。

会いたい人には会い、したいことはして、行きたいところには行っておこうと思った。

 

そして、いま、目の前にあることを一つずつこなしながら、今を生きること。 

 

辛かろうが、楽しかろうが、

それが今できるのは、この上ない幸せで贅沢なことなんだと感じずにはいられなかった。

 

 

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上野の紅葉🍁