古墳の本

「風の家」の裏山は古墳であることで知られています。
ちまたでは、別名「古墳カフェ」と呼ばれているようで…(笑)

豊後大野市には8基もの古墳があり、そのうち6基が「風の家」がある三重町に点在しています。
その古墳を守り、伝えていこうと「古墳を守る会」が結成され、その初代会長がうちの父でした。

だからというわけでもないでしょうが、わたしがライターであることもあり、現会長のWさんから、「もっと広くわかりやすく古墳を伝える方法はないでしょうか」という相談を受けていました。

それで「物語仕立ての本にしてみてはどうでしょう?」と提案してしまったために、わたしがディレクションすることになってしまったのです。

それで、まず歴史ものに強い、ライター仲間のI氏に執筆を依頼。
出来上がった原稿は、期待通り、中学生でも読めるようなわかりやすい文章で、それでいて素晴らしい読み応えのある原稿に仕上げてくれました。

その原稿を元に、レイアウト、デザインは久住DAR VIDA(ダルヴィーダ)のオーナーであり、グラフィックデザイナーのS先生、撮影はカメラマンのボス的存在のT氏が担当。

低予算の中、恐れ多くもギョーカイの大御所3人に依頼してしまったが、3巨塔は快く引き受けてくださいました。


(「風の家」で編集の打ち合わせ)


ギャラよりも面白さを優先してくれる大人の余裕に甘えてしまったけど、ことの重大さに気づかされたのは…
この進行作業のことをFacebookに載せたときでした。投稿したとたん、思わぬ反響の大きさにびっくり!

ギョーカイ人は、この大御所たちが集まり、何が始まるのかと興味しんしん。
古墳に関心がある人は、どんな内容で発売になるのかを知りたがる。はては、予約する人まで出てくるほど。


じみ〜な話題だと思っていただけに、その反響ぶりは意外で呆然とするほどです。

本を出すというのは多くの人の関心を呼ぶということ。また、すごいメンバーと仕事をさせてもらっていることの幸運さを今さらながら痛感!
ほんとうに感謝です。

いい本づくりのために、もっとキアイを入れて行こう。


そんな身の引き締まる、今日の終わりでした。