Que・sera(ケセラ)から

「風の家」で発行するフリーペーパー、『Que・sera(ケセラ)2号』は、今回、出すことを止めました。

デザイナーのS先生は多忙な中、最後の最後まで、がんばってくれたんですけどね、まあ、いろいろありまして…。
原因はひとえに私の準備不足です(くすん)。
だれのためでも、義務のためでもないです。せっかくのフリーペーパーですから、出したいときにまた出します。
で、表紙に書いたメッセージのみをここに記すことにしました。
これが、今回のQue・sera(ケセラ)のテーマ、そして気持でした。

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物々交換のきもち


週末だけ「風の家」に住むようになって、ご近所の方々から、うれしいいただきものをするようになりました。
夏野菜だったり、くだものだったり、お花やおまんじゅうだったり。
わたしたちはお返しに手作りパンを差しあげたり、いただいたお菓子を差しあげたり、時には芝刈りをしたり、パソコンの設置をしたり。
すると、またお礼にと、たくさんの野菜をいただいたりしてしまいます。
じぶんたちのできること、持っているものを差し出すと、じぶんではできないもの、持たないものが返ってきて、なんだかわらしべ長者になったように豊かな気分になってきます。
“物々交換”というシンプルな習慣の中で交換しあうのは、モノだけではなく、にっこりと、ほっこりのきもちよさ。

捨てるはずだった不用品をだれかが使ってくれる。欲しかったものが見つけて手に入れる。
楽しみへの代価はどこかのだれかの役にたってくれる。
支えあい、助けあい、交わりながら、このイベントから、うれしいきもちの交換が一緒に巡っていきますように。


             2011年 7月     麻生侑希