右肩上がり

以前、「計るだけダイエット」というのを始めたと書いた。
始めて、ほぼ1ケ月に近付こうとしている。
成果は上がり順調に体重も減り、グラフはゆるやかに右肩下がり…
の、はずだった。だけどなぜか…
上がっている。
順調に右肩に…ふたりとも。
しかも、お互い結婚以来マックスに!(相方はグラフ紙をはみ出したし)
おかしいだろ、え、おかしいやいか! なしかーー!
食ったからだ。ただ、それだけの理由だ。
このダイエットはガマンせずに脳に訴えかけるもので、最終兵器のダイエットだと、本には書かれてあった。
確かにガマンしなかった。だけど、どうも脳にはとどかなかったらしい。
原因はわかっている。法事以来、おいしいものが目の前に出されつづけていたからだ。
麻酔銃を撃たれたように脳の働きは停止し、身体の声も聞かずに、うちらは食い続けてしまう。

とにかくおみせしようじゃないか。



(まず、姉が行橋から牡蠣や肉を持参)


(次に法事の料亭料理。これが超うまい!)


(次は従兄邸に招かれ嫁さんの極上料理をふるまわれる)


(その夜は叔父に関アジ関サバをごちそうになる)


(週末は福岡で従弟に和食をごちそうになり)


(とどめが昨夜の友人宅のアフガン料理)

ね、これだけ出れば食わんわけにいかんぜよ!
けど、さすがに相方も体重を見て…というより身体の悲鳴に気持ちまで重たくなったらしい。
父親の血管が詰まった写真を間近で見せられたせいもあるだろう。
「なんだか血が汚れているような気がする」と、今朝は朝ごはんも弁当もいらないと言って出かけていった。
そう言うわたしも、未だに身体に食い物が詰まっている。
どうも、うちらの人生に「食」と「人」は切り離せないらしい。
とてもありがたいことだが、「ほどほど」を知らなければ、最終兵器に見放されたら、うちらは一生右肩上がりになりそうだ。
ここいらで本気で見直さなければ。このあくなき食への欲を。
でもさ、こういう反省と見直しをするってことは、あのグラフは役立ってるってことかもしれんじゃん。
かすかな望みをかけて、再度、ダイエットを続けることをここに決意するぞ!