夫婦の朝の対話


(庭での朝食。パンはライ麦食パンで)



(なんと!わたし初作りのポンデケージョ



(相方新作のプチパン)


朝、庭で朝食を摂っていると、にこやかな顔をしたご婦人とお嬢さんがおふたり、汗をふきふき、我が家の坂を上ってきた。
お参りのお客様かと思いきや、『Eの証人』の方々。
朝食風景を眺めながら、「いいですねえ」と微笑みながら、「お読みになって」と普及のための冊子を置いていった。
その中に書いていたのは、神との付き合い方ならず、「お金との付き合い方」。
夫婦の離婚の原因上位は、お金のことなのだそう。金の切れ目は縁の切れ目ともいうほど、夫婦間でお金のバランスが取れていないと霊的にもよくないそうなのだ。
お金についての考え方は、育った家庭環境も大きく反映しているそうだ。だから、お金のことはつつみ隠さず、夫婦間でよーーく話し合うことが大切なのだそうだ。
で、解決策として、月一日に使ったお金やこれから使うお金の計画について話し合うことだという。
では、さっそく(笑)。
一日から4日過ぎたけど、話し合ってみようじゃないか!と、爽やかな朝の庭で金についてのディスカッションが始まった。
まず育った家庭環境からの影響。
相方は親父さんが豪快な人で何も考えずにポンポン使うので、子ども心にうちは金がなくなるのではないかと不安だったという。
だからお金がないと不安で、買いだめするのが大好きで、ストック品がないと不安なのだという。そのくせ買うことも大好きで、購買欲の強い親父さまの血を引いてもいるようだ。
一方、我が家は決して裕福ではないが、たとえ金がなくても明るい父が「うちには金はいっぱいある!」とたえず口にして子どもには金の心配をさせていなかったし、母が手作りの食事や服でゆたかに育ててくれたおかげで、お金の心配をしたことがない。
そのせいでか金銭感覚がない。今だに卵の値段もよくわからない。おまけにストックするのが苦手だ。
早い話が、うちら夫婦は金の管理がヘタで、貯められない体質なのだ。
その上、ムダ買いが多い。あんたのあれがムダだ、これがムダだ、と双方で責めあい、しまいにはディスカッションどころか、なじり合いになってしまった。
どうしてくれるよ、Eの証人さん!
でもまあ、ムダ買いができるってことは、ゆうふくなんだよ。ストックができるってことは、それだけあるってことだよ。
結婚したときから、我が家では「金が無い」は禁句。
貯められないけど、困ってはいない。無くなるとどこからか入ってくる(ど、どこからだ?)。
まず、そこに感謝しよう。
そして、貯められないならなるべく使うのをセーブして、つまらんものでも買うときは何でも申告し合うってことで折り合った。
とりあえず、今のいちばんの出費は外食かも?
できるかぎり避けて家メシにすること、作れるものは手作りにしようと、なんとか建設的な話ができた。