夜のsakura宴

Teresa2007-03-31

相方が4月2日にいよいよ手術の運びとなり、1日の夜病院入りする。扁桃腺切除とは言え、全身麻酔らしい。検査の慎重さを見ていると本格的な手術のようで、こちらまで緊張してくる。
退院する頃にはもう、桜も散っているだろうからと、急遽、今日花見の宴を思いついた。
場所は城跡の公園。時間は夜7時から。急な召集にもかかわらず、相方入院と聞いてか、7人も集まってくれた。
今夜は半そででも充分なほどの異常な陽気。夕方から雨が降るという天気予報も無視して決行!近くの神社に、どうぞ、雨が降りませんように!とお願いしたせいか、私を含め晴れ女が3人もいたせいか、最初に小雨がパラパラ程度で、後は降らずじまい。
花の宴は、ライトアップしたお堀のほとりに設け、焼肉、野菜、おにぎりを主催者である我が家が用意した。
それにしても、生あたたかい夜風に舞う桜の花びらの中、これほど正しい花見はあろうか、と思うほどの和やかで花見らしい花見の宴だったと思う。
相方と入れ違いに母が退院する。桜が見れると喜んでいた。
相方も母も、自分の体よりも、互いを心配し、相手を気使っていた。
最近の相方は体調のせいか、少し元気がなかった。そんな相方にきれいな桜の宴を開いてあげたかったのだが、母もまた、桜を見れると聞いて本当によかったと思う。
春の宵に、友人たちと食べて、飲んで、しゃべって笑っただけのささやかな宴だったが、穏やかな風のような幸せに、ただただ、感謝したくなった。