はじめての火入れ、はじめてのお泊まり

昨日の週末の午後からひとりで風の家に来ている。
夕方から「風の音舎」で出すはじめての本の打ち合わせと、夜には友人が来てお泊まりをするために。
その前に部屋を暖めておこうと、はじめての薪ストーブ着火。
まず灰を落として空気穴を開ける。
そこに新聞紙を丸めて上に小枝の束を置く。
扉と灰入れの引き出しを少し開けて、新聞紙に火を付ける。
と、相方から教えられた通りにやったのだけど、なかなか付きゃしない。
新聞紙が燃えるだけで、小枝は残ったまま。
そこで、森と火の守り人S先生にスカイプで火の映像を見せながら、直に指導していただく。
「もう少し小枝を盛る」
「まだ大木は早い!」
「扉は開けたまま!」
「今、薪を投入!」
先生のゲキをいただきながら指示通り動き、ようやく点火。
火が落ち着くまで、しばらくじっと見守る。

じぶんの産んだこどもや、作った作品がかわいいように、じぶんが付けた火がやけに愛おしいのはなぜだろう。



「だいじょうぶよ、ここで見ているから、安心して燃え尽きなさい」
とやさしく語りかける。←ウソ
こうやって一度要領さえ覚えて、落ち着いてつければ、火は大人しくこっちのいうことを聞いてくれる。
ほんと、かわいいわあ〜♪

お泊まりに来た友だちも、薪ストーブに大喜び。
その夜はベーコン野菜鍋!








そして、その夜もう一人の友人が来て急遽、女子会に。


薪ストーブの前で女子3人の語らいが午前3時まで延々続く。




ふたりとも、あったかーい、きもちいい、とくつろぐこと、この上ない。
この2人とは言葉も通じるし、価値観も見ている方向も同じとあって、話しが尽きない。
密度の濃い時間から、話しながら、新たな未来が見えて視界が広がった気がした。
それにしても、夜はしんしんと冷えてくる。その夜は特に。
真夜中の長時間の茶会には、大量の薪がいること!



あっと言う間に燃え尽きてしまうので、次から次へと薪を足しては補充していく。

おかげで今朝は楽勝で着火できた。


泊まった友人は、このお泊まりが大層気に入ったよう。
今日は商店街の中にある湧き水を汲んで、また来るね〜と笑って帰って行った。






そして、今晩はひとりでお泊り。

実は、はじめてのお泊り。

薪ストーブと一緒に楽しむことにします。