骨折の発見

みなさん、人生に一度は骨折をしてみるべきです。
まず、日頃あたりまえに動くと思っている手または足に、どんなに感謝することか。
生まれてから手足がじゆうに動くというのは、それだけでもう最初からすごい特典を与えられているようなものなんですよ。
逆に、いつ動かなくなっても、或いは失くしても不思議ではないということ。
つまり「身障者」と呼ばれている人に、いつでも誰でもなりうるのだから、なんの境界線もないんです。
いっやあ、わたしは生まれてはじめての骨折で日々、発見の連続っすよ。
右腕は肘から下をギプスで固めているわけで、指はかろうじて動かせるようにしてくれているんですが…

          

ほらね。
これだけ指が出ていれば日常生活は大丈夫だろうと思ったのは、人体の構造を知らなかったじぶんの浅はかさ。
みなさん知っていました?
日頃、モノをつかむのは指の力だと思っていませんでした?実はちがうの。指は触れられるのだけど、そこから動かすのは指ではなく、手首(関節?)の仕事なんだって。
だから、ビンでも、フタでも、水道の蛇口でも、エンピツでも、指で触れてつかめてもチカラを入れると手首が痛ぇのなんって!
それでも、パソコンや家事にむりやり使おうとするけど、それだけでもう疲れがひどい、頭痛もしてくる。
手首さん、あなた目立たずに、いい仕事していたのね、ありがとう。
街中には、手をかざせば出る水道や、手を乾かす温風やら、いろいろあるのは、なにげにこうゆう不自由の人のためだったん?と気付いてくる。
ペンを持って文字をかけないから、パソコンも、ICレコーダーも、ボイスメモIT機器は大助かりだ。

いやあ、実にいろんな発見があった、骨折体験…は、あと2週間続く…。

         
 (相方が用意してくれたココアかけバナナとヨーグルトの朝食)
 
         
         (日頃はこうやって上から吊るされている)

         
         (天気のいい日は鷹匠になる)