強力なサポート

去年の今頃、上海に行ってた。
そこで忘れもしない事件が起きて(今では笑い草になっているけど)、我が家はリコンの危機(笑)かと思うほど荒れた。
そのあと、母の癌の再発が発覚。翌月にはわたしは母の看病のため東京行き。母の入院、手術、死、葬式…もう、怒涛のごとく、次から次へと冬くらいまで続いたなあ〜
その怒涛の中で、わたしと相方もいろいろあったけど、一つ一つを乗り越えるたびに、絆はますます強くなっていったと思う。
がっちりタッグを組めば、もう乗り越えられないことはないゾ!というくらい、まさに互いにとっての強力な「相方」になった。
メンタル面だけでなく、生活の方も相方はいいパートナーに成長してくれている。
パン作りはもう、相方定番の「仕事」になったけど、パーティーでも今やメインシェフになっている。それに家事の方も相方の役割分担ゴミ捨て、風呂掃除の他、疲れているときなど、皿洗いも手伝ってくれている(「頼べば」だけど 笑)。
さらに最近は、わたしの「仕事」の分野においても、強力なサポートをしてくれるようになった。
先日、某情報誌の校正の仕事のオファーがあったのだけど、このザルのわたしに校正の仕事ができるわきゃないやん!と、他の人を紹介しようとしていたんだけど、「僕が手伝うから、いただける仕事はありがたく受けようよ。ふたりでやれば大丈夫だよ」と言ってくれた。
確かに。
このご時世、お仕事はいただけるだけでありがたい。相方がサポートしてくれるならと、引き受けた。
さっそく今月にその校正仕事が入ったのだけど、当日いただき、翌朝一提出というタイトなスケジュールだけに、その晩は徹夜覚悟で、スーパーでお寿司やスナックを買いこんで備えた。相方も会社から早目に帰り「よっしゃー!」と取りかかった。苦手だと思ってたけど、なんだかイベントのようなノリで盛り上がったので、けっこう楽しめたのは新鮮な経験だった。
これだけではなく他にもテープ起こしや、資料読みやら、はてはキャッチコピーまで、ああでもない、こうでもないとブレストしながら共に考えたり。
今もわたしの大大大大…苦手な確定申告を手伝ってくれている。領収書の種分けに計算、それも申告ソフトをダウンロードしてくれて、一昨年前から税務署まで行かずとも提出できるetaxにしてくれ、もう、ありがたや、ありがたやの大感謝である。


そんなこんなのふたり組の今後の仕事として、昨夜、一大プロジェクトプランを立てた!
それは、週末ハウスの外周りを充実すること。つまり、庭づくりと倉庫改造
週末ハウスは、今までどちらも得意分野だけに着手していた。わたしは家の中のしつらえ、相方は窯作りと、おおざっぱにできる草刈りなど。
たがいに庭づくりと大工仕事はどうも苦手分野だ。この仕事は、センスはもちろん、忍耐力と緻密さが要求されるからだと思う。
なんせふたりともめんどくさがりやなもんで、コツコツよりも手っ取り早さを選ぶ(だれも信じないけど、実はわたしより相方の方がそれは強い)ものだから、ついつい敬遠していた。
しかし、今まで使ってみてわかったのだけど、あの家の「遊び場」のメインは中より外の方だ。もっと外のリビングとして使いやすく、充実させたい。それに庭はまず一番に訪問客が目にする「顔」でもある。その顔が汚いと、家にも土地にも申し訳が立たない。


それで、3年目にしてようやく重い腰を上げた。法事が終わったあとから(客が集う前にやっとけよ!)着手することにした。
目標は7月。庭をデザインし、植物を植え、物置きを作業場にもなるように使いやすく改造する。大変だろうけど、あのオリジナルピザ窯(ぶこつだけどリッパに役に立っている)を作った相方だけに、やればやれないことはなかろうか、と。
ダメなところはプロの大工のおじさんや、森作りをするデザイナー(S先生!)やら、知人のガーディナーやら、酒好きの建築家に知恵を借り、さらに友人たちの手も借りながら、じぶんたちでできる範囲のモノを作っていこうと思う。
それこそ、「みんなの遊びの家」だ。
こうやって公(おおやけ)に宣言するのも、こうでもしないと、うちらはなかなか動きそうにないから(泣)。
どれもこれも人生の楽しいイベントだと思えば、これはありがたく、楽しむしかないっちゃね。