平日田舎暮らし


(ミント、オレガノ、シソ、パセリが暑さでクタっ)



(掃いたそばからまた落ち葉…)



(去年植えた花が今年はこんなに!)



(行ってきまーす!相方のご出勤)



(この草をどうにかしなくちゃ!)



(ちっとはどうにかなったかや?)


週末から街に戻ったばかりだったけど、田舎の近くに取材が入ったことと、相方が東芝出向だったことと、1日が母の百ケ日だったのもあって、急きょまたUターンすることになった。
それと、もう一つ、ふたりとも気になっていることがあった。
それは連日続く日照りと、急速に秋の気配になったこと。私は週末に植えたハーブと花、それと咲き始めた秋の花などの水やりが気になり、相方は草刈りと落ち葉が気になっていたようだ。仕事を終えるなり、出向先からソッコー直帰している。
その早いことったら!5時に帰るコールがあったと思ったとたん、半にはもう帰っている。帰るなり、夕食前に落ち葉掃き(ほとんど地獄の石積み状態なんだけど…)、枯れた草焼き、水やりと、よく働く。
相方ばかりじゃない。平日の田舎の朝は、私もやることがいっぱいだ。
6時20分に起きると、まず、朝の「気」を入れるために家の中の窓という窓を開け放つ。そのあと、神棚のサカキの水替えをし、仏さまの花の水やり、お茶いれやお供えものの取り換え。そのあと、相方の朝食、弁当を作ったら暑くなるまえに、庭の花摘みと、ちょこっと庭の草取りを始める(露出している肌に防虫スプレーをかけまくって)。
なんだか、父が朝、仏壇にずっと座っていたことや、母が庭の草を嘆きながら草取りをしていたそのままを私が受け継いでいるようだ。
今まで、固定資産税と光熱費などの維持費は、管理費として母の口座から出ていたが、このまま家を維持するなら、これからは残されたじぶんたちが払っていかなければならない。
うちらの経済力から言うと、本来なら前のようにひんぱんに帰れそうにないのだけど、庭や植物や仏さまのことを思うと、どうもそうも言ってられないほど、からだがそわそわとし始める。
ここに週末暮らしを始めて、もう一年以上たつ。去年も相方は庭の落ち葉と格闘していた。快適さもやっかいさもふくめて、この家も土地もすっかりなじみ、もう、ここがわが子のような存在になっているのだろうか。
田舎に帰るたびごとに、ここに住みたいという気持ちが強くなっているような気がする。
先祖のためでも、だれのためでもなく、じぶんのために。


「わたしが心がけてきたのは、騒音、ごたごた、
 攻撃的な人、つきあいにくい人を避けること。
 じぶんの経済に見合った生活をすること。
 できだけ自給自足をすること」 by ターシャ・テューダー


ここにいたるには、ほど遠いけど、いつかたどりつきたいなあ…