連休前の憂鬱

最近どうも体の調子がよくない。
だからだろうか、原稿の進みが異常なくらい遅い。以前なら簡単に書けていた文章が最近はものすごく時間がかかる。プライベートな文章ならスラスラ書けるのに、たった一つの言葉に何時間もかけたり、使いたい言葉がいくらたっても思い浮かばなかったりするのが情けない。おまけに集中力がなさ過ぎる。少し書いてはこんなことをしている場合じゃないのに、つまみ食いしたり、ネットみたりしてちっとも集中していない。
そんな時に限ってなんやかやとプライベートな雑用が溜まり、ますます仕事の意識が遠のいていく。
こんな調子だから原稿UPも時間も読めなくなって、ずいぶん周囲に迷惑をかけてしまった。
その間、本人はもちろん苦しい。そのストレスたるやたまらない。ぎりぎりになっても書けない自分を責めたり、もう能力が枯渇したのだろうか?ライター生命がそろそろおしまいかもなどネガティブな気持ちが湧き上る。
そんな時に熱発した。つい最近もいきなり9度近い熱が出た。
脳や体に気が溜まっているのがわかる。きっと体を動かせばいいんだろうけど、それさえもおっくうなほど体が重い。
そんな話を同業者の友人にしたら実は私もまったく同じなの、ということだった。年も同じような年代だからか、あっちもそっくり同じようなことが起こっているらしい。それで安心して電話で互いのエピソードに盛り上がってしまった。
どこかでホッと息を付いた。ガス抜きしてたのかもしれない。
私が恵まれているなと感じるのはこんな時だ。こんなことを話せる友人がいてくれることや、弁当を作らなくても、朝食を食べなくても今日は寝てなよと言ってくれる相方もいること。
ふたりでバカを言い合いいつも笑って励まし合っていること。
細木センセイによると天王星人は今年、健弱の年らしい。体が弱るので静かに内省して自分を見つめなおし、来年の達成に備えるのだという。
真実かどうかはともかく、そうなんだと思えば気も楽になる。
悲観的にならず、マイナスを考えず、そして、焦らず。
少しずつゆっくりと、体を休めつつ光に向かおうと思う。

PM9:30
デザイナーよりメールがあった。
「とても雰囲気のあるいい文章でしたね、デザインが追い付いていけません」と。
長い時間かかったけど、粘ったかいがあった(嬉)