9日は、従姉妹がアルゼンチンからのファミリアの通訳とガイドの仕事が入っていて不在だったので、わたしは近くの鎌倉まで、ひとりぶらり旅を楽しみました。
三浦海岸駅から京急久里浜駅まで出て、そこからJR久里浜駅まで行き、鎌倉へ約35分で到着(ICカードのおかげてスイスイ行けてほんと助かる)
鎌倉は、学生時代は好きでよく行ってて、大人になってからも何度か行ったけど、だんだん足も遠のいてしまい、考えたら約10年近くぶり?
とにかくノープランで、ぷらぷらが楽しみ♬
まずは王道、小町通りを流す。
平日なのにけっこうな人出
修学旅行生、外国人、夫婦旅や女子旅他、いろいろ…聞けば、大河ドラマが今鎌倉が舞台だとか、そのせいかな?
人気のお店には、すごい行列作って、食べ歩きしてる人も多い。
そんな人通りは避けて、脇道に逸れて裏通りを行くと、ひっそり。
ちらほら休業してたり、お休みだったりしてる店もあるけど、古くからの専門店があったりして、こっちの方が鎌倉っぽい。
わたしの好きなお店も健在。
(ハケとブラシの専門店)
ふらふら歩いてると、お腹が空いたのでランチ食べたいけど、せっかくの鎌倉。なんか穴場で惹かれる店ないかなあ、と探していたら、さすがわたし!
気になるお店を見つけた。
このオサレな風貌で、なんと「鎌倉餃子」とは⁈
カフェとワインと創作餃子って、楽しそう♪
人も少ないし。入ってみると店内はやっぱカフェ風で、スタッフもオサレなお姉さん。
で、頼んだ餃子ランチです。
中身はニンニク無しで、あご出しで味付け。ほんのりパクチーやらミントやらが入っていて、味も爽やかでむちゃ美味しい!いくらでも食べられそうで、大当たりでした。
腹ごしらえをしたあと、また通りを逸れて外れに行くと、M氏の影響なのか、なんかやたら目につく、骨董屋のお店。
中でも、どうしても入りたくなってしまった小さなお店。
どうも、骨董と古本屋らしい。
店内に足を踏み入れると、プンと懐かしい古本屋の匂い。こんな店、もうなくなったなあ。
やっと人が立てるくらいのスペースに壁から天井までギッシリと古本と器がひしめき合っている。
むちゃ、カッコいい!
きっと、店主は気難しそうな老人だろうと思いきや、きれいなご婦人がお一人ひっそりと座っている。
実は、今お世話になっている従姉妹の母は96歳で歩くのも歩行器のみで、ほとんど寝たきりだけど、延々と本を読んでいるので、そのオバにお土産にしようと古本を探していた。
一冊一冊手に取ってみると、小説から歴史ものから美術もの随筆、美術書、有吉佐和子が直筆で署名を入れた本まであったりする。
無造作に重ねられた器はわたしでもわかるほどの、かなりの年代もので、付けられた値段も500円ではなく、一桁多い(笑)
小さな小皿には12.000円の値札が付けられたりしていて一瞬固まったけど、どうもここのオーナーは、ただモノじゃなさそう。
こうゆう時、ライター気質で、ついご婦人に話しかけたくなる。
まず、「こうゆう店が大好きなので友人がいるので、店内の写真を撮らしてもらっていいですか?」と声をかけると、感じよく「どうぞどうぞ、ありがとうございます」と快諾してくれた。そこから雑談が始まった。
聞けば、ご婦人は2年前に店番で雇われ、オーナーは80歳を過ぎたお二人の老婦人だそう。
お一人は元本屋をやっていて、もう一人は趣味で骨董の器を集めていて、この店を開いたという。
「そのお二人の“お姉さま方”に私もいつも勇気をもらい、励まされていますの」と、ご婦人はにこやかに笑う。
やっぱりね。そんな物語がありそうなお店だと思った。年老いたオバには、白州正子のエッセイ集と、もう一人、女流作家の随筆を選んで購入して店を後にした。
偶然出会った鎌倉餃子のお店と骨董・古本屋さん。もう一度来ようとしても、道も位置もさっぱりわからない。
すでにこれだけで鎌倉に来ただけであるな、と満足してしまった。
けど一応、ハンコを押すように(笑)鎌倉と言えば、江ノ電、大仏、長谷寺を回る。
インターナショナルな感じになってる江ノ電。これもICカードで超助かる。
一目見て、大仏ってこんな小さかったかな?という印象
背中には換気窓がついてるし 笑
紅葉してるかな、と期待して行った長谷寺だけど、まだまだみたい
天辺まで登って疲れたので一休み
なんのプランもなかったけど、久しぶりの鎌倉はやっぱ楽しかったー♪
いいお天気で帰ってきたら、滞在中のマンション(9F)からの景色にまた癒された。