姪っ子を預かってちょうど1週間になります。
子どもがいる生活は新鮮で楽しいけど、反面けっこう労力も気も使う。
慣れない三食のご飯作り、毎日の洗濯、掃除などをマメにやり、このご時世だから、なるべく人混みに出さず、外に出たら必ず手洗い、うがいを促したり、何かと気を使う日々。
これでうるさくて、こましゃっくれた子なら根をあげるけど、Yちゃんはとても大人しいし、何も要求しない子。
おばちゃん、〇〇していい?
おばちゃん、〇〇が欲しい。
おばちゃん、〇〇食べていい?
こういう子どもっぽい要求が一切ない。
素直というより、あきらめに似た従順さを持っているよう。
例えば朝は換気のため、うちは南北の風を入れるのだけど、しばらく開け放していると、
座敷の隅にちょこんと座っている。
「なにしてるの?」と聞くと
「風をよけてる…」と。
寒いと言えや(笑)と思うのだけど、こういうの一切言わない。
だから会話は、ほぼ質問形式。
お腹すかない?
散歩する?
眠くない?
寒くない?
これに首を縦横に振るか、
「うん」か「いや」で答えるだけ(午前中は特に寡黙だ 笑)
じぶんから話しかけることはない。
だけど、答えは全て「本当」のことを言う。
無理をしたり、気を使ったりするのではなく、
質問をさらに突っ込むと、ちゃんと自分の意見や感想を言うから、ちゃんと自分をもっている子だ。
ただ、表現が苦手で慣れていないだけ。
この子によく似た子を知っている。
昔のわたしです。
親ではない人に、じぶんから話しかけることや、要求を言うことは、めったになかった。
人見知りで他人に馴染めず、いつも「大人しい子ね」と言われてて、
家庭訪問の時は「お子さんは家で話しますか?」と
言われていたほど(今じゃ考えられないが、笑)
だけど友だちはいたし、一人遊びはとても上手で好きだった。
こういう、人の前で感情や言葉での表現が苦手な子って、たいてい別の方法で表現をしている。
わたしはちょうどYちゃんの年頃から、文章を書き始めて自分の世界を持ったけど、Yちゃんはそれがイラストのよう。
いつも絵を描いてる。YouTubeも絵の描き方をじーっと見ている。
だからタブレットとアイペンシルを渡して、これで描いてごらんと言ったら、即描き始めた。
そして、彼女から初めての質問が来た。
「おばちゃん、これレイヤーないの?」
「は?なにそれ?」とおばちゃん。
下描きした画像を重ねていく機能らしい。
実はプロ仕様のイラストアプリがあるけど、わたしが使いこなしてないので、子ども騙しのメモに落書きするくらいのアプリにしてたので、そんな機能は付いていない。
それでプロ仕様のアプリを立ち上げて、
「自分でマニュアル見てやってみて」と言ったら、2.3分もしないうちにスイスイと使いこなすではないか!
タブレット描きは初めてだという。やっぱ今どきの子だよなあ。
この下書きからして
この完成図!
今、大人気の「鬼滅の刃」のキャラらしいが構図は自分で考えたらしい。背景はグラデーションまで付けている。
すっげえーー!天才や!
と、べた褒めしてたら、嬉しそうな顔してご機嫌になる。
そしてアニメのことやら、いろいろ自分から話しをしてくる。
わたしも子どもとは思わず、勝手に自分の好きなことを話しているので、今ではいい話し相手になってくれる。
夜中にアイス食ってごきげん♫
それにしても、おこもりして、勉強やら絵やYouTubeばかりだと…
体が鈍るから、たまには太陽に当たろうと、三密にならない場所へ先週の土曜日に連れ出した。
おにぎりとサンドイッチのお弁当を2人で作って、田ノ浦ビーチまでウォーキングを。
歩いて約1時間くらい。
この日はピーカンで温度は20°、とても気持ちいいウォーキング日和。
橋を渡って島まで
やっとお弁当♫
まるで南国♫
あとで、このお方も合流
こんなお行儀の悪い大人にならんように!
海の水も気持ちいい〜♫
桜もまだ少し残って
こんな気持ちいい時間を過ごしていると、ウィルス騒ぎが遠く感じてしまいます。
外時間を満喫したら、もう1時間かけて歩いて帰ります。
この方はスイスーイとお先に〜♪
その夜はさすがに疲れて夜ご飯作る気にならず、レトルトカレーでした(^^;