わたしたちは結婚して15年になるのだけど、
その中で、申し合わせたわけでもなく、自然とそれぞれの役割分担が決まってきた。
相方さんは、パンとかケーキとか作るせいか、
周囲から、マメで家事手伝いも率先してやる人だと、美しい誤解を受けている。
実はわたしも結婚当初、そう思っていた。
独身時代に仲間うちのホームパーティーとかでは、かなり甲斐甲斐しく動いていたのを見ていたから、当然家事もまめまめしく手伝ってくれるものだと思いこんでいた。
それに当時のわたしの中では、当然家事も対等にするオトコじゃなきゃイヤだと思っていた。
そんな思い込みや理想の枠をとっぱらってくれるのが、結婚だとあとで思い知ったのだけど…(^^;
相方は家事には全くタッチしない。
と、言うより面倒くさいし、興味がないのだ。
皿を洗うくらいなら、使い捨てのレトルトか外食でいい。
掃除するくらいなら、半畳の部屋でいい。
洗濯するなら、3枚くらいをローテーションで着る。
(出張暮らしは正にこれを実践している 笑)
パン作りや、栗の渋皮煮や、ケーキはおもしろくて興味あるから遊び感覚でやる。
そんな性質の人だとわかった時から、早々にわたしは、こだわりを手放し「家内」担当になった。
相方の担当は、ゴミ捨てと、お風呂洗い、あと高い所からモノを出すことなど。
日常の料理、皿洗い、洗濯、片付け、掃除、買い物、インテリア…などは、全てわたしが担当するってことは、わたし流に好きにしていいってことだ。
相方は一切口を出さない。
出されたモノを食べ、勧めるものを着て、洗い片付けや掃除を少々放置していても、何も言わないし、何とも思わない。
こんなバナナパンケーキでも黙って食べてくれる(笑)
これはとても楽ちんだ♫
わたしモードとわたしリズムでやっていると、
面倒くさいと思っていた家事や細々した作業が、意外と性に合っていて楽しんでいると気づいた。
お金を稼ぐ大仕事の他に、大工仕事、電機、IT関係、お金の管理は相方。
対外的問題が起きた時の交渉は相方。
家内的、身内、友人、親戚対応などは、わたし担当。
2人で遊ぶことは、たいがいわたしが企画し、相方がそのあとを(しぶしぶでも?)付いてきて、頼みごとはフォローしてくれる。
日常に発生するささいな決め事の、めんどうくさいこと、考えたくないことになると、
「Kちゃんにお任せ」という。
ので、最近はわたしは、気を使わず、わたしの判断で行うことにしている。
相方も休みの日にわたしがせっせと家事、雑事に動き回っていても、お声が掛からない限り、気を使わずグダーっしていられるようになったそうだ(笑)
わたしは家にいるときは、できる限りグダーっとさせてあげたいから、よほど手を貸して欲しい時以外はヘルプを頼まない。
担当する分野が、互いの嫌いじゃない分野だから、「やらされている」感や、義務感がないので、何の問題も起こらない。
そんな風に、自然体のシステムがやっとできてきた気がする。
あとはそれぞれが、自分自身のご機嫌を取りながら、自由に好きなことをやっていれば、家庭は平和で穏やかだ。
で、相方の休み中、お盆の14日、
「台風がひどくなる前に、ちょっと両親と食事でもしようか?」と相方。
もちろん交渉は担当のわたしくし。
両親に電話をして都合を聞き、時間と行く店を決める。
義両親も、用事があったり、相談ごとやご機嫌伺いは、わたしの携帯にしか掛けてこない。
これも、いつのまにか決まってしまった習慣のようで…(^^;
嵐の前に、両親たちとお食事。
お義母さんのリクエストで回るお寿司屋さんへ。
そのあとコメダ珈琲でお茶タイム
シロノワールをみんなでシェア
両親が楽しんで喜んでくれ、無事に盆休みの親孝行ができました。