ライターであるわたしと、カメラマンのAさん、デザイナーのMさんの3人が作っている自作本「tantan:to(たんたんと)」の製作が、デザイナーが寿退職し、時間ができたこともあってこの度、再開しました。
一応、春夏秋冬で取材対象を分けているのですが、ラストの冬が似合う「淡々と」暮らしている人物にぴったりな人を今回は取材。
昨年から取材オファーを依頼していた久住高原 DAR VIDAから - Yahoo!ブログオーナーでありグラフィックデザイナーでもあるS先生です。
先生には、雪景色を撮りたい希望を伝えていたのですが、昨日電話で、明日、明後日に雪予報が出ていることを知り、急遽メンバーに呼びかけたら2人とも即決で今日取材決行となりました。
朝からうちの前のスーパーに集合。
ランチ用の惣菜を買いつつ、行きに車で食べるお菓子やドリンクまで買って気分はほとんど遠足♫
チェーンを持参して出発!
取材というより、ほとんど雪見ツアー気分で、3人ともテンション高っ^o^
しかし1時間ほど走って現地に近づきつつあるも、雪の気配は見えず。
「ほんとに雪が降ってんのかな?」
と疑い始めているころ、この先の道を懸念して、ありがたいことにスタットレスタイヤの、先生の赤いアウディが道の駅まで迎えに来てくれました。
それに乗り込んで間も無くすると、小粒の雨のようなものがたちまちみぞれに変わり、まるで線を引いたかのように別世界へ突入。
あっという間に雪景色が広がったではありませんか❗️
驚くやら唖然とするやら興奮するやら、3人でひゃーきゃーと、DAR VIDA(ダルヴィーダ)に着くまでの道のりだけですでに大騒ぎ(^^;
到着するなり、迎えてくれたのは今やDAR VIDA(ダルヴィーダ)名物となった黒猫さん。
(恐怖からか?警戒からか?ずーっとガン見しておった 笑)
着くなりカメラマンのAさんは興奮して「外観撮って来る!足跡つけないで!」と三脚持ってスッ飛んで行きました。
初めて来たMさんは興味しんしんで家の中を見物。
実はギャラリーとしてのDAR VIDA(ダルヴィーダ)は昨年で幕を閉じ、より個人的なスペースとなるようでスペースはその準備中。
プライベート空間は「作る、食べる、仕事する、寝る、憩う」すべてが、ミニマムに一部屋にまとまってますますの居心地の良い空間に。
やはり本人が心地よい空間は訪れる者も心地いいんですね。
まずは薪ストーブで温まりながら、先生の暮らしぶりを次々に撮影。
薪ストーブで炊くお昼用のお米研ぎ姿から
新しくお目見えした先生の手作り棚まで
子ども用のライティングデスクを食器棚に活用
なんとスープまで作ってくれていましたよ。
バシャバシャ撮りまくるAさん
雑談のようにいろんなお話しを伺いながら、ご飯が炊き上がるのを待ちます。
薪ストーブのご飯が炊き上がり、買ってきたお惣菜と一緒にランチ。
ご飯が、スープが旨すぎる!と感激!
その後、庭を散策したり
産山に水汲みに行く先生に同行したり。
ますます降り積もる雪の中に入り込み、大興奮❗️
不便に思える往復1時間の道のりの水汲みも「日課」になっているから先生には普通のこと。
帰ってコーヒーとスイーツでお茶しながら再び雑談&取材
ぶしつけな質問に嫌な顔もせず葉巻とパイプをくゆらしながら、オープンに淡々と応えてくれる先生。
わたしは長い付き合いだけど、改めてここに至るまでの動機、想い、行動、気づき、暮らしぶりなどをじっくり聞いていくと、見えてきたのは、一貫した「自分自身」の在り方。
情、世間、しがらみ、しきたり、常識を常に疑い、自分の想いを軸にして生き、自分が見つけた居場所で豊かに暮らす人の言葉はとても深く、説得力があり、わたしより若〜い2人は感動することしきり。
そんなお話しに引きつけられていて、気づけば外は暗くなり、あわてて帰り支度を。
帰りの車では
「いい時間だったね、楽しかったね〜また行こう」とまた盛り上がり(笑)
「tantan:to」のラストを飾るにふさわしい先生に、1日のお付き合いくださって感謝感謝です✨
12年ほど楽しくやってこられたDAR VIDA。
そろそろ終いに。
これからはさらに勝手気ままに。
夢はいらない、未来も見ない。
ただひたすら坦々と淡々と。
2018年DAR VIDA年賀状より