精神(こころ)を病んで入院している従姉妹Cは、先日1日外泊を許された。
頭が痛いときは頭痛薬、お腹が痛いときは腹痛薬、歯が痛いときは鎮痛剤、失恋には時間薬…
と、クスリにもいろいろあるけど、
こころを病んだときのお薬が、飲み薬ってのは、なんか驚く(笑)
しかもメンタルヘルス科のドクターが、「3週間目あたりから薬が効き始めます」と言った通り、3週間目にして、もう目が色が違っていた。
いわゆる、ちゃんと焦点が合い、笑顔も出始めているのだ。
そして2ヶ月近くなって今日が2回目の2泊外泊。
もちろん引き受けるのは、前回に引き続きわたししかいない。
今回はわたしの家に2泊することになったのだけど、以前より、Cはさらに落ち着いていた。
ましてや一泊は自宅の誰もいない大きな家で、1人で泊まるといいだした。
「大丈夫かなあ」とわたしが首をかしげると、優しい看護師が微笑みながら、
「ほら、従姉妹さんも心配してくれてますよ、ありがたいわね」と励ますようにCにいう。
「いや、突然2階から飛び降りされても困るしー」とわたしがいうと、看護師はぎょっとした顔で、
「そ、そんなこといって本人にその言葉がインプットされたら…」とあわてている。
その横でCが笑いながら、
「この人、こういって楽しんでるんです」とクスクス笑う。
ああ、本当に回復している、と改めて驚くとともに嬉しくなる✨
頭のモヤモヤしたものが、だんだんクリアになり、晴れているようだ。
同時に今まで逃げていた問題が浮き彫りにされている。
だから、これから一つ一つ考えていかなければいけないと…と、彼女。
もう最悪は見たから、これからゆっくり上ればいいんじゃない?
あなたがこれから考えることなど、なにもないんだけどなあ〜^^;
どうせ考えることは「社会」や「人」と上手くやれるだろうかと、またまたそんな視点からなんだろうから。
1人で家に泊まると言ったのも、わたしの家に2泊も泊まってご迷惑をかけるといけないから、というツマラン理由からだったし。
誰かに迷惑をかけるとか、
誰かの期待に応えるとか、
誰かの役に立つとか、
誰かから言われたからとか、
誰かから褒められたとか、
誰かが認められるとか、
誰かから必要とされるとか、
そんなこと、実はどーでもいいことなんだよ。
誰でもない誰かのために生きるのは、もういいかげんにやめて、「自分軸」で、ただ生きるだけでいいのに。
ただ生きてるだけで、どんだけスゴイことか。
あとはもっと「テキトー」で全然いいのに(笑)
結局、我が家に2泊することになったC。
テキトーに散らかった部屋で、テキトーなオンナがヘラヘラダラダラしてるせいか、今日の彼女は我が家でとてもリラックスしていた。
こんなごはんも美味しいとしっかり食べてくれました^ ^