充実の休日




1ケ月のイベントが過ぎて初めての日曜日。


ハロウィンナイトで夜遅くまで食べて飲んでしゃべってアホなことやって、眠りについたのが午前1時過ぎ。

ぐっすり寝て起きたら、昨夜泊ったゆうこが、ごく普通に我が家のように食卓についてコーヒーを飲んでいたのが、何の違和感もなくて笑えた。


昨夜は、「風の家」から7時過ぎに帰り着いたマンションに、友人2人がすでに鍵を開けて入り、食器棚から皿とコップを出して、食卓を整えていた。

我が家はだんだんパブリック化して(笑)、わたしの理想の家に近づきつつある。

住まいをオープンにするのは、心をオープンにするのと似ている。

だれがはいっても、だれが泊っても、だれが使ってもいい家は、いい風が入ってくる。
守りに入り、頑丈な扉を閉めるほど、そこに入ってくるのは、無理にこじ開けようとする「違和感あるもの」や「悪意あるもの」でしかない。


「風の家」のイベントに訪れたひと、昨日、今日、プライベートで集った友も、会った人もまた、人生を楽しんで笑っている人たちばかり。

まったり過ごしたら午前中にお誘いを受けたランチは、ついこの間、アンドラからのご夫妻を呼んで、招かれた海辺の家に住んでいるTさんご夫妻と、つい最近ドイツから帰国した姉のHさんたちと。

彼らはわたしたちよりもずっと年上の先輩だけど、人生の達人だけあって話しは尽きない。

そう言えば、彼らの母であり、わたしの大好きな俊子さんが描いたハロウィンの絵を、昨夜飾っていたのも偶然の縁を感じる。

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(80歳過ぎて描いた俊子さんの遺作)


ランチ後には、サイクリストのゆうこが見たがった「サイクルロードフェス」を観戦。
本物のレースを身近で見たのは初めてのことで、その迫力ににわかファンとなって大興奮!

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目の前を矢のように走り抜けるレーサーたちに、目が回りそう(*_*)


その後は、同じ場所で開催されていたマルシェをひやかし、その後3人で、今度はわたしが行きたかったギャラリーカフェへ。

カフェに新しく併設されたギャラリーで、女性作家3人が、竹と陶と木の作品展を開いている。
繊細でやさしい作品展をゆっくり堪能した後、隣のカフェへ。

ここは、わたしが担当している住宅雑誌の第1号に掲載された建物だ。
DAR VIDA(ダルヴィーダ)と同じS氏の設計らしく、久々に来たコンクリートの空間は、何年たっても相変わらず美しい。

そこのご主人は、俊子さんの家を建てた方。それもまた縁だ。
ご夫妻で「風の家」にも訪れてくれた。
久々にお会いしたM子さんも、相変わらず気さくで暖かい自然体の女性で、お話が楽しい。

しばしのよもやま話しで、心地いい時間が過ごせた。

夕方近くになると小雨が降り出し、小腹も減ったなあ〜と3人でラーメン屋で早い夕食を取る。

そこでもくだらない話しで盛り上がったり、すでにクリスマスの計画を立てたりして、ラーメンライスを完食。

ゆうこを送ったあとは、いつものわたしらの時間。
2人の大好きな、いつものゴロゴロ…笑

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相方はiPadで、わたしは撮りためた海外ドラマを、「マイソファ」で寝転びながら見る、まったり時間。

大したことは、していないのに、なんだか、とても充実した至福の休日を過ごせた。

しあわせも愉しみも、こんな日常にあるんだなあ〜としみじみ実感した1日だった。