ひま〜わり〜、夕だ〜ち〜、蝉のこ〜え〜♪
「夏休み」の歌がハマる夏らしい夏を、今年の九州では実感しないまま、いつの間にか盆が来て、あっという間に夏休みが終わってしまった。
うちの夏休みとは、毎年相方さんが休みになる時期をいう。
昨年は上海だったので1人で盆を過ごしたけど、今年は13日〜17日までの5日間の夏休みとなった。
ただ、わたしの方は13日に編集会議が入り、16日は8月限定のサタデイナイトLIVE第二夜が予定されていた。
それでお墓参り、初盆参り2件を13日午前中にこなし、
その後、市内に帰って会議へ。
もうレギュラーは卒業したと思ってた住宅雑誌が再びRe.Startし、以前のメンバーであるカメラマン、デザイナー、ライターが招集されたのだ。
普通は発注するだけのビジネスライクなクライアントが多い中、ここの編集者はキチンと編集会議を開き、クリエイターたちの意見を聞き、ともに作り上げていく姿勢をずっと続けている。
そこにかかった会議の拘束時間もギャラとしてキチンと払ってくれるのでありがたい。
しかも金・土・日を使えないわたしのために、わざわざ企画を立ててくれたり、おまけに「手作り品を置くローカルな雑貨屋特集」って、まんま「風の家」じゃん!
それを担当させてくれることになったり、ほんとうにありがたいことこの上ない。
そんな会議を経たあと、スイカとビールのお中元を持って、ずっと行きたかった建築家S氏宅へお挨拶に。
残念ながらN女史は不在だったけど、久々にS氏節を聞きながら、猫をいじり、とりとめのない話しをして、まったりお茶飲んだり柿の種つまんだり(氏は無論ビール)していると、だんだん「夏休み気分」になってきた。
そのあとトンボ帰りで「風の家」へ。
14日は盆の中休み。
ゆ〜っくり、ま〜ったり、と思ったけど、相方は早朝から草刈り、丸太切りに専念。
(調子が悪かったチェインソーもメンテナンスしたら快調に動き出したとか)
わたしもやや早起きして、お昼、下に住む相方のばあちゃんちに義兄夫婦と集まるというので、午前中惣菜づくり。
筑前煮、野菜サラダ、カボチャサラダ、キュウリの酢漬け、味噌汁を作るのに大忙し!
こんな親戚付き合い、ヨメ業も盆の風物詩といえましょう(笑)
そして、いよいよLIVEの土曜日。
「風の音書店」のナイトLIVEが開催。
お盆だし、夜だし、雨だし、やっぱ集客率悪いなあ〜と思っていたら、最終日〆切間際にバタバタと申し込み者が入り、あっという間に定員に達してしまった。
やっぱ根強いファンがいるな〜
夕方5時過ぎのどしゃ降りの中、メンバーたちが来てリハが始まる。
(楽器持ち込み入念な打ち合わせ、リハを行う「風の音書店」のメンバーたち)
一方、スタッフはキッチンでアフター会のディナー準備に大わらわ!
なんせ今回は料理下手なわたしと、料理初デビューのK子ちゃんのふたりがメインなもんで準備だけは慎重にやらねばならない。
メニューは、バーニャカウダ、ワインパン、バルサミコのブルスケッタ、ピザ、つぶつぶグラタン、サーモンのカルパッチョ、ネギサラダ、冷汁、おにぎり、デザートは手づくりアイス。
これを10人分2人だけで作る。
だけど仕事を終えて駆けつけてくれた友人Mと来週LIVEを行うYちゃんと、細々とした雑用から、アイス作り、パン作り、ハード作業までをこなしてくれた相方のヘルプがあって、おかげですべて手際よく進んでいった。
(カルパッチョ作り)
7時になり豪雨の中、お客様はぞくぞくと到着。
LIVEも静かに順調に始まった。
(演目の「みどりのゆび(みどりのゆびhttps://m.youtube.com/watch?v=kHU8tTz3lK0)「夢十夜」を聴きいるお客様たち)
そして希望者だけのアフター会のディナー。奮闘の甲斐あり、お料理は大好評!
一晩泊まったメンバーから、翌朝メッセージがFacebookに寄せられた。
「昨夜は 雨の中
満席のお客様とともに
濃密な時を過ごすことが出来ました。
咲きたての百合のパワーに圧倒されながら
いつもとちがう夢十夜
そして
ちょっとグレードアップしたみどりのゆび。
心にも身体にも優しい、愛のこもったお料理に感激。
心身ともに癒され
風の家の夜はふけてゆきました。
ありがとうございました♬」
なにかと慌ただしかった盆休み。だけど振り返ればすべてがパーフェクトに収まってくれていたことに、ただただ感謝だ。