以前、「風の家」にはSちゃんという女の子が手伝いにきていた。
ちょっとワケありで家に閉じこもっていたので、社会復帰へのリハビリがてらうちで手伝いをして、見事自立して昨年巣立っていった。
それから一人で店はこなしてはいたのだけど、通常の営業業務に加えて、季節の商品の入れ替えや、店の模様替え、こまめな掃除や片付けなどなどが積もり積もっていた。
ぼちぼちやらなきゃとは思っても、一人だとどうも腰が重く、エイヤっと気合いが入らない。
そんなときに5月から強力な助っ人が現れた。
K子ちゃーん、うちの新スタッフです。
この人はわたしの昔なじみの友人。
K子ちゃんはいま無職だけど、将来、雑穀を使った料理を出す、小さな自宅カフェを開きたいと思ってるので、その練習もしたいからと進んで引き受けてくれた。
よく友人とは仕事するなとよくいわれるけど、わたしは何の心配もしていなかった。
なぜなら彼女はデキた人で、気づかいを感じさせず気づかってくれる。やさしいし、ちょっと天然だし、なにより感情の起伏が穏やかなので一緒にいてとても気持ちがいい。
それに感じ方や、考え方がゎたしとよく似ているので波長が合うのがいい。
似ていないのは、とにかく片付け上手できれい好きだということ。
これはほんとうにありがたい。
K子ちゃんが花を活けると部屋がぱあ〜っと明るくなる。
こんな可愛いコーナーも
おかげで部屋はきれいになるわ、たまっていた作業もはかどる、はかどる!
在庫を一つひとつチェックし、商品を収め、管理し、きれいにディスプレイしてくれる。
一人では気が重い作業もふたりなら楽しくていろんな相談をしながらなので発見も多い。
その上、うちの作業部屋とわたしが以前から整えたかった談話室まの部屋づくりまで一緒に手伝ってもらったのだけど、それは、もうプロの域!
(雑然としていた作業室兼サロン部屋がみごとスッキリ片付いた)
プライベートな部屋まで断捨離を後押しし、片付けてくれてこの通りに。
(寝室がリビングに。お泊りの友人たちとの談話室にもなっている)
帰国後、変わった部屋を見て驚いていた相方。さっそくスヤスヤとシェスタしてるし〜♪
ちなみにこのカラフルな障子は、相方が上海の間、泊まりにきたK子ちゃん、友人たちと破れ障子に、母のちぎり絵の和紙で張り替えたもの。
いい年のオバちゃんたちが、わーきゃーいいながら子どものような貼り絵をして楽しかったったらありゃしない(笑)
久々にきた友人が、「なんか空気がきれいになった…」
まさに!
いい時に、いい人がきて、ますます変化していく。
プライベートがだんだんパブリック化して、ますますおもしろくなっていく。
まだまだ止まらない「風の家」です。