「こばやしゆう展」開催によせて

わたしが「風の家」をつくった時、まず、ここに呼びたい作家さんが2人いました。

一人は竹田市在住のさおり織り作家、高木康子さん。
もう一人は静岡在住の作家、こばやしゆうさんです。

高木さんは、人の縁を通じて昨年の春、念願の展示会を開かせていただきました。


ゆうさんは、知らない人は知らないんだけど、知っている人の中には熱狂的ファンもいて、雑誌やTV、本などメディアでも取り上げられるほどのアーティストです。

家、料理、器、絵画、オブジェ、衣服、バッグ、靴、遊具…

海辺のアトリエ兼住まいで暮らしながら、衣食住に関するものはすべて作っています。

そんなゆうさんを雑誌で見つけ、本を見ながら憧れ続けていました。
もちろん、面識も何のツテもコネクションもありません。
でも、「風の家」を立ち上げ、ブログで連絡先を見つけた時、ダメもとで思いきってメールを出しました。


「なんにもない田舎まちの、ただの家カフェです。
だけど、いい風が吹き、気持ちのいい人たちが来てくれます。
ゆうさん、ここであなたの作品展をやっていただけないでしょうか?」

1週間、2週間過ぎても音沙汰がなく、あきらめかけてた頃に返事がきました。

「ありがとう。うれしいです。ゆっくり進めていきましょう」

わたしが歓喜の雄叫びを上げたのは言うまでもありません(笑)。

想いが届いた気がしました。

その後、メールを交換し合い、資料や写真を送り合い、電話で話し合い、佐世保で会いながら、1年近くゆっくりゆっくゆっくり進めて来た企画がやっと実現します。

昨年、やはり願って叶った高木康子さんの展示会と同じ、桜咲く時期。
4月4日(金)、5日(土)、6日(日)の3日間。
「こばやしゆう展」を開催します。


ゆうさんは、最終日の6日に来場してくれます。

これから少しずつ、このブログでも「こばやしゆう」さんのこと、紹介させていただきますね。