花と雨と久住とアクシデント

11日に開催の「音楽と物語の読み聞かせ」イベントに向けての花をあしらってもらうため、「花人」M氏を引き連れて雨の中、風の家へ。

今週ずっとピーカンだったのに、今日一日だけ、なぜ雨?と首をかしげると、「俺、強力な雨男だから」と助手席でのたまうM氏。

わたしも強力な晴女なんだけど、今日は体調すぐれないからどうも負けたみたいだ(笑)

新春らしく、ニューイヤーイベントらしく、少し華やか感じの花にしてと頼んでいたら、師匠、ド派手にドーンとやってくれましたよ。


(松に、梅に、菊の豪華花々勢ぞろい!)




(黙々と花を刺す花人M氏)


できあがりはこの通り!



玄関前にお客様を迎える花



入り口は木々をあしらい



玄関は可愛らしいガーベラで



床の間は正しい新年花



そしてステージ横には早くもチューリップを



お見事! グッジョブ!
これでやっと新春らしい舞台が整いました。



その後、一路、森のギャラリーDAR VIDA(ダルヴィーダ)へ。

雨はますます激しくなるけど、さすが、雨が美しく落ちるDAR VIDA。

実はこの日、建築家S氏とN女史が風の家に挨拶に立ち寄ってくれ、思いがけずうれしい再会をしたのだけど、このS氏が設計した建物は、ほんとうに雨がとても快適に感じる。







昨年からギャラリーを住まいに変えて、ここで生活をしているグラフィックデザイナーS先生の生活空間には、一部屋にすべてが詰まっている。


キッチン


仕事コーナー


寝室


ダイニング&接客テーブル


暖房は、鍋や湯を沸かせる小さな薪ストーブだけ


ここまでミニマムにシンプルに美しい生活空間が実現していることに感動!


今日は花の師匠が依頼していた名刺ができてたので見に行ったのだけど、そのお礼にと、ここでも師匠は花を刺す。



雨の空間が鮮やかに彩られる






あまりの心地よさにまったりし過ぎて、帰りはもう薄暗くなってきた。




慣れないクネクネの帰り道、雨は激しく、あたりは暗く、霧が出てきて、一寸先も見えなくなってきた。

速度を落とし、そろそろと運転していた帰り道、いきなりドスン!

車に激しい衝撃が!

あまりの突然さに、一瞬、なにが起こったのかわからず呆然としている横でM氏が叫んだ!

「イノシシ!」

えっ、えええーっ?!

イノシシ?!!

文字通り猪突猛進する姿をM氏はしっかり確認したという。
噂には聞いていたけど、まさかめったに通らないわたしの車に突撃するかー?!

車は大破!
…ならず、傷が入っただけだったけど。
あのあとイノシシくんは何処に逃げたのだろう?


「ねえ、イノシシで車輌保険きくかな?」
「戻って証拠写真撮っとけばよかったな」
などとボケた会話をしながらの道中。



…なんとも濃い、雨の一日でした。