12月の「風の家」

12月に入ると、とたんに寒さも増して来ると思いきや、まだまだ寒さも厳しくなく、暖冬っぽい気がしなくもありません。


だからでしょうか、「風の家」には、秋冬の花が咲き乱れています。


山茶花の木はピンク色の花盛り。



玄関の椿も早くも花を付け、



ヒイラギも可憐な小さな白い花が咲いて、



ご近所さんから頂いたプランターの花も元気です。



この花をくれたのは、92歳のおばあちゃんですが、昔からおばちゃんとわたしは呼んでいます。
最近、96歳の夫に先立たれました。
この昔馴染みのご近所さんの葬儀に出席するため、先週の「風の家」はお休み。
わたしと相方さんは受け付けをしてお手伝いをさせて頂きました。

介護をしていた娘は、お父さんっ子だったせいか、泣いて泣いて…見ていられないほどでしたが、92歳のおばちゃんは、まだまだ健在。
棺桶に入れたメッセージに書かれていたのは、
「遠慮しないで、さっさと行きなさい」。

「わたしはもう少し遊んで行くから」と泣き笑いしていました。


地域に馴染む「風の家」だからこそ、ご近所さんも、こんな冠婚葬祭もとても大切なのです。


そんな中「風の家」の近くに住む常連さんは、寒くても土日のいずれかに必ずと言っていいほど通って来てくださいます。

Sさんは地方公務員ですが、楽器が趣味で様々なライブやコンサートに参加しています。
「風の家」を楽器の練習場にし、時々ひとり演奏会を開いてくれます。


この日は、新しい古楽器を作ってもらったらしく、お茶飲みかたがた、そのお披露目をしてくださいました。

見てください、この見事な古楽器


大分在住の古楽器職人M氏の息子さんが作られたそう。ケースともども、すべて手づくり。さすがに丁寧で美しい細工です。










しみじみと目の保養させて頂きました。



一方、この方もマイペースに黙々と手づくり中。


なにを作っているかと思いきや、




この日の夜に開かれたホームパーティに持っていくジンジャークッキーです。




発案はわたしですが、作るのは相方です(笑)

パンやピザ生地、ケーキはプロ並みなのにクッキーは初めてとあって、ジンジャーマンは、見事にオーブンの中でつぶれてしまい、この通り。


(この中のどこかにジンジャーマンが…)


でも、カタチは悪くても味はバツグン!

Iさんちとそのカレシが開く美しいホームパーティでは、大好評でした!


(1人ですべて作り、コーディネートをしたIさんのお料理はさすがの美味しさでした!)



12月は始まったばかりだけど、イベントもめじろ押し。

そして、今日からわたしのライターの仕事も忙しくなります。
ライターと店主をこなしながら、今年、もうひと頑張りいたします。