秋の夜話

四日市の出張から昼過ぎに帰って来た相方さん、ご苦労なことに、そのまままた会社に出掛けて行った。

今日は水曜日でノー残業デイだから6時20分に帰宅し、一日早く「風の家」へ。

今週末のイベントのためのプロジェクターをS先生に借りるため、途中、森のギャラリーDAR VIDA(ダルヴィーダ)へ寄ることにした。
すっかり日が短くなって、まだ7時前だというのにもう北極星が輝いている。





S先生と夕食を食べるため、途中のスーパーでお弁当を買い込んで着いたのは8時前。
夏あたりから、ギャラリーをもう住処にしてウィークデイも森暮らしをしているS先生だが、すっかり板に着いたようで、なんと夕食のおかずまで準備していてくれた。



(ピーマンの肉詰めとニンジンサラダとキュウリのたたき)

めっちゃ美味しかった〜!
後片付けの時は、相変わらずの水なし生活なので、先生が近くから汲んでくると思うと、自然に水は慎重に使うようになる。






ギャラリー内には洗濯物を干してたり、洋服が掛かっていたり、外では畑ができていたりと、何気に生活感が出て来ていたけど、とても快適な様子。



試してみたかったことが実践できて、先生は今とても満足そうだ。

台風一過の空に輝く満天の星と、夜の静けさの中で虫の声がひたすら響く。

食後は相方の買って来たういろうをデザートにして、お茶で話しがはずんだ。



相方の仕事の話しから、経済の話し、原発の話し、地方の話し、S先生の暮らしぶりの話しなどなどを経て、「風の家」の話しに発展。
方向性に迷うわたしのついこぼした弱音発言が発端で、我が家の経済やわたしのアバウトな運営方法の話しになり、相方の不満も炸裂! わたしもグズグズと愚痴や不満をぶつける。
S先生というクッションとジャッジがいることで安心してるのか、二人とも互いに胸のうちをあかしあう。
これが2人だけなら、すでに大げんかだ(笑)
秋の夜長、内輪のもめごとで気付けばすでに11時過ぎまで、すっかりお邪魔してしまった。
なんだか、今夜はこのために来たかのよう。


「話す」ことは「放す」ことだという。
外に解放して、相手の気持ちを知り、じぶんの想いを認識する。
話す言葉がすべてじゃないけれど、やっぱり言葉にしてみなければわからない。
こうやって互いの「関係」を育てて行くんだろう。


阿吽の呼吸になるまでは、ほど遠いな〜


ただ聞いてくれたS先生、ありがとう、感謝です。