「風の家」しごと始め

ライターの仕事は5日からすでに始まっていたのだけど、「風の家」は本日から。

1.11という、1並びの日から今年は始まります。

オープンして9ケ月目(まだ1年にも満たないなんて、ウッソみたい)、
初めての冬を迎え、1月2月のこの寒さをどうしよう?と思い悩んだ。

朝起きれば水道は凍っていて出ない。車の窓も凍って、坂もすべりやすい。
隙間だらけの客間に暖房はなかなか効かない。付けっぱなしだと暖房費もままならない…
いっそ、1月と2月は閉めてしまおうか?…とも話していたんだけど…
新年が開けたら何のことはない。当然のようにオープンする気になっていて、お手伝いのSちゃんからも、周囲の友人からも「いつからですか〜?」とか聞かれてるし(笑)

で、オープンした初日。
こんな寒い日にお客さん来るんかなーと思いきや、いつもいつもごひいきにしてくださるお客様のMさんから朝1「11時に3人で行きまーす!」の電話。

このMさんは看板を見ただけで坂を上って来て、初めての常連になってくれた。
いつもうちのコーヒー豆を買ってくださるだけでなく、来るたびに手土産を下げてくるし、だれかれに宣伝してくれたり、毎回新しい人を連れて来てくれる。
「今回は、わたしじゃないの。お父さんが呼んだのよ〜」と電話の向こうで声が弾む。
父が初めて受け持った時の生徒だった人だという。
父は東京に行っているとばかり思って死んだのも知らなかったらしい。

父と母の写真を懐かしそうに眺め、「奥さんもいい人やったんやー」と。
「たまたま、ここの話ししてたら、教え子だっていうから。ね〜縁でしょう?」とMさん。
そしていつものように言ってくれる。

「わざわざ大分から来て、ここを開いてくれてありがとう!」と。

感謝するのはわたしたちの方なのに。

今年初めてのお客様がうちの父の初めての教え子なんて!
ほんとうに呼んでくれたのかもしれない。
ありがとう、父さん、母さん。



それにしても…Mさんからもその教え子さんからも、こんなに頂いていいん?


(野菜だけでなく…)




(ふろふき大根まで!)


その上、珈琲豆買って、ランチして、雑貨まで買ってくれて…。

ベーグルまで買おうとしたのでさすがに差し上げました。


その後来た女性のママさんたちは、雑貨を買ったあと、
「今度、数人でカレー食べに来たいです」と嬉しい予約をいただいた。


今年もいいお客様に助けられそうです。