オーガニックカフェ

12月1日に行われたTOFU(タオ・オーガニック・ファミリー・ユニオン。通称トーフ)のワンデイカフェは、大盛況のうちに終わった。

このTOFUは、地域のお母さんたちが立ち上げたNPO法人だ。
地域で採れた有機野菜、オーガニック食品を使い、ワンデイカフェやイベント出店などを通して、主に環境や食育にかかわる活動を行っている。
TOFUが目指すのは、まだ日本にはない本格的循環型社会のエコビレッジ

で、この人が代表であるY子ちゃん。


こーんな可愛い顔してるけど、そのバイタリティたるやハンパない。
独身時代はわたしと同じコピーライターをして、辞めた後は世界一周の旅や反原発運動に関わって来た。
県外からご主人と移り住み、人里離れた山の中を開拓し自給自足生活を行う。
だけど10年前に、ご主人を病気で亡くしたあとも、山奥の家で女手1人で2人の子を育て上げている。
そして地域のお母さんとNPO法人を立ち上げて、いずれご主人との目標だったエコビレッジを作ろうとしている。
彼女とは取材先で知り合ったのだけど、取材に行ったのは別の人。
なぜか取材対象より、その脇にいた彼女の方に興味を持ってしまって 、次に会う時は山奥の家まで会いに行ったほど。
言葉もすぐに通じ、彼女からエコビレッジなどのいろんな話しを聞いていくうちに、今後も彼女とは関わっていきた い、いや行くだろうな…という勘がした。
案の定、彼女とはプライベートでも会うようになり、どんどんと距離が縮まって仲良しになった。今では様々な情報交換をしながら、イベントにも出させてもらったり、紹介したりし、相方ともども、家族ぐるみの付き合いにもなった。

「風の家」を開く際に、彼女のオーガニック料理を提供する食のイベントをすることを真っ先に決めていたのだが、それがいよいよ今年中に実現した。

日頃どこか抜けている彼女も(笑)、料理になるとさすが!の実力を見せてくれた。

メニュー作り、食材集め、人集めなどにメンバーと共に奮闘し、動き回り、15人の定員をあっという間に集めてしまった。

わたしたちもまた、15人が一同に会せるように会場作りから奮闘。



(座敷に15人収容できる場を作る)




(設えも整えて)




(手づくりのメニュー)


他に皿洗い、配膳、給仕を相方ともどもヘルプ。
実は初めての試みだったので、舞台裏はテンヤワンヤだったのだけど、そんなことはみじんも見せず、素晴らしいお料理を提供できた。

ホットジンジャーと一緒に前菜クラッカーは、カボチャとニンニク、カシューナッツと柚子のディップ乗せ。


塩麹野菜スープのあとは、ワンプレートのメイン。

鹿肉のカルパッチョや、野菜ムース、里芋のグラタンなどなど…。



特に絶品は3食ムースの粒マスタードソースがけ。美味しいだけでなく、見た目にも美しい!


そしてデザートはキャロットケーキと、なんと甘酒のジェラード!


(ジェラードは砂糖なし!)


みんなで協力したおかげで、「イベント」は、参加した皆さんよりは絶賛をいただいた。



いずれ、或る場所に彼女たちのコミュニティカフェができるのだけど、もろもろの事情で実現が延びている。

それで、カフェができるまでの間、「風の家」が開いていない平日に仮オープンすることになった。

今月の12月は宣伝も兼ねて、11日(火)、12日(水)、18日(火)に「タオオーガニックカフェ」を開きオーガニックランチを提供。

来年からも、週2回か、もしくは月1回で、定期的にカフェを行うことになりそう。


日本初のエコビレッジ実現に向けて、微力ながら「風の家」が尽力することになれば、とても光栄なことだ。

「食とアロマのコラボ」も「リンパドレナージュ」のイベントも定番になりそう。

イベントをやるごとに、どんどん新分野が開拓され、まだ知らない人にまでネットワークが広がっていくことが、ありがたく、楽しみでならない。


これは、今日相方に作った弁当です。
本題にはぜんぜん関係ないけど、ひさびさに作れたので嬉しくてUPしてみました(笑)



(椎茸スープ付き保温弁当です)