3年ぶり

わたしのような自由業だと、健康診断などを受けにくい。
ましてや注射や医者が人一倍きらいなわたしは「健診」などをどうしても敬遠しがちだ。
体調が気になりながらも、ついついスルーしてたら、仲のいい友人から電話がかかった。
「市から来た乳がん、子宮がん検診の無料クーポンが今月までだから一緒に行こうよ」と。
そんなん来てないよーと、のん気に言うと、
「バカ言わん、40歳以上の女性にはだれでも来るんだよ!」と一喝され、調べてみると確かに来てたわ。

それで、ついでにこの際だから、血圧、血液、尿、レントゲンの市民検診も受けようとうながされ、しぶしぶ&ドキドキしながら、今日受けに行った。



気付けば検診は3年ぶりだ。
3年前のその時も、確か保健所から電話がかかり、
「かつて一度も受けられていませんよね!近所で市民検診行ないますので絶対に行って下さい!」とこれまた喝を入れられ、重い腰を上げて行ったのだった。


思えば、うちの父は白血病で亡くなり、その弟も兄も白血病だった。
母は肝硬変と大腸がんで、祖母も肝臓だった。
がんのオンパレードじゃん。
がんは遺伝じゃないというけど、やはり体質は似るものだ。
本来なら身体に気を付けて検診も受けないといけないのに、こんなふうだから、こうやって強引に言ってくれる友には、ほんとうに感謝だ。

ドキドキしながら行ったものの、成人病センターの人たちのやさしいこと、ていねいなこと!

「はーい、次はここに行ってくださーい」
「大丈夫ですか、すぐに済みますからねー」
まるで小さな子どもを世話するように、たくさんの人が、入れ替わり立ち替わり誘導し、検査してくれる。


独身の頃はじぶんの身体はキチンと管理して、玄米食と野菜だけしか食べず、ストレッチやウォーキングもやっていたのに結婚したら、相方の身体のことばかり心配して、じぶんの身体は放っておいて、健康診断を怖いものと敬遠していたことに、深く反省。
わたしが心配するように、相方もわたしの身体を心配しているみたいだ。
せっかく行政が用意してくれたシステムだ。
これからは一年に一度、きちんと受けようと思った。




とは言え、「次は大腸検査に一緒に行くよ!」って…。

すみません、そ、そこまではまだ心の準備が…