がびーん!と気づいたこと

今、まったく同時期に3冊の情報誌の取材と原稿アップがやってきたものをコツコツとこなしているのだけど、
昨日取材が1軒あり、今朝、月刊情報誌仕上げて、今日はそのデザイナーとの打ち合わせというか指示に出かけて、これで今のところ予定に入っている外出のスケジュールはぜんぶこなした。
あとは、もう2冊ぶんの情報誌の残りを片付けるだけだーっと、打ち合わせが終わって某社から帰ろうとしていたら、「すみませんAさん(わたしのこと)、ちょっと5分だけいいですか?」と担当ではない別の社員に呼び止められた。
ちょっとドキリとしたが、はいはいとまた引き返す。
「相談なんですが…」で切り出されたのが季刊誌1冊。すでに出来上がっているものだ。
「実はですね…」とそれに関しての説明がなされた。
初めてのフリーのクリエイターたちと組んだのだけど、どうも営業も担当も気持ちよく仕事ができなかったという(エピソードいろいろ)。だからなのか完成品もイマイチ気に入っていなかったようだ。
「ちょっと読んでみてください。かたくないですか?」と。
つらつらと読むと確かにこの手の情報誌にしては堅苦しい。それに文章が多すぎると思う。企画もイマイチのような…わたしだったらこうするのに、と思いかけてハタと我に返った。
「それでわたしに何を?」
「いや、だから次号からスタッフ全員入れ替えようかと。それで文章をやっていただけないかなと、盆明けから」しかも、「4ページ増やして20ページにしようかと」
がびーーーん!!
がびーーーん!!
がびーーーん!!

なんで3回連続したかというと、ちょっとガビーンと驚いたことが3つあったからです。
その1、この後に及んで、おもしろそうと、あやうく引き受けそうになった自分に(もしかしてわたしって仕事好きなのでは?と思ったよ)。
その2、大変失礼ながら、正直この会社の人は文章なんてだれが書いても同じだろうってくらいの勢いかと思ってたら違っていたってことに。
その3、仕事って、やっぱ「人」でするんだ、と感じたことに。
そして、「残念だけど、とても無理です。替わりに他の方を」と丁重におとこわりをして、他の方を紹介してもいいですとだけ告げて、会社をあとにした。
これはクリエイターの力量の問題ではなく、相性の問題だと思う。
たまたまわたしは人畜無害なタイプみたいなので、個性が強いクリエイターを使うよりも使いやすいのかもしれない。
だけど最低限のことは、守っているつもりだ。どんな人でも仕事を組む人はリスペクトするということ。
最近、ちょいヤな気持になっていたから、昨日取材に行った建築家女史とそのボスと、そんな話をして、なんか通じ合ったからうれしかったけど、気持よく仕事をする相手に巡り合うってことはごくごく稀(まれ)なのかもしれない。
その点、わたしはすごーく恵まれていると思う(ヤな気持になることは少ないから)。
あらためて、このお仕事に声を掛けてくれたことに、ものすーごく感謝した。
それだけはなく、今、いただいている仕事に関してもだ。
ていねいにしなくては。とあらためて感じたよ。



あ、個人的な余談ではありますが、相方さま、テープ起こしありがとう。
ほんとうに助かっていたのですが、甘えて感謝が足りなくてごめんね。
この場を借りて、お詫びと感謝します。


たぶんまだ弱ってるんだろうな、原稿書きの途中でこんなことを書いてるってことは(泣)