器行脚(あんぎゃ)

3月19、20日に開催すると、年賀状にも告知した「風の家」のイベント。
「花とケーキと器たち」
今回、スタッフたちとしっかり練っただけあって、イベントの準備が、年末から着々とすすんでいる。
花担当のC子とM氏はデザインを決めて昨日見本を作って来た。

        
        (ケーキではありません。花です)

ちょっとネタバレになりそうだけど、今回は花でケーキを作る。
その花ケーキと、パテシェが作る本物ケーキとのコラボだ。
若きパテシェは、「風の家」がある町の古民家を改造し、小さなケーキ屋を開いている女の子。
相方の従姉妹の友人だったのもあって、応援のつもりで会いに行ったら、なんとその彼女、以前わたしが取材をした女の子だった。
当時はパテシェを目指してがんばっていたが、その彼女が同じ町の子だとは…!
これも縁だと思う。
彼女も新しい試みにやる気を見せ、イベントを楽しみにしてくれているらしい。
作品とは別に、プチカフェでは彼女のケーキを出すつもり。
昨日はC子と、ケーキ担当のEちゃんとわたしらの打ち合わせで、コラボデザインは着々と進行。
さて、その美しい花とケーキを盛り、彩る器たち。
これはわたしらの担当。
候補の陶芸作家を訪ね、器行脚を昨年から行っている。
作家は3〜4人と決めた。いずれもプロ、セミプロ。
わたしたちが基準にしたのは、作家性が強くなく、親しみやすく、普段使いができそうな器だったが、どの人の作品もそのコンセプトにぴったりのもの。
個性があり、庶民的だ。

一番の候補はこの人(名前はまだ伏せておきます)。

インドネシア人の夫がいて、ハーフの子どもがいる彼女は、ものすごーくおおらか。
湯布院の店に出し、有名人も買っているという人気の作家だ。彼女は相方の古い友人で、相方が海外協力隊に行くきっかけになった人。
わたしは彼女の作品が大好きで、彼女の実家がうちのマンションに近いせいもあって、気軽に遊びに行って、失敗作(とてもそうは思えない!)をよくもらっている。



作風は素朴で、遊び心が多く、ぜんぜん飽きない。それに使いやすいンです。


もう一人は別府に工房を持ち、教室も開いている人。

       
       
       
       
       

メルヘンちっくだけど、沖縄の琉球窯で修行をしただけあって、器はしっかり、どっしり。

あと男性一人と、もしかするともう一人の女性作家さん。
ありがたいことに、縁が縁を呼び、不思議にであってしまう。
丹精込めて作った器、花、ケーキをどう見せるかも難題であり、楽しみなところ。

3月までまだ先と思っていたけど、気付けば、もうすぐ先。
みんな忙しい仕事や生活を抱えている中での活動だから、よけい時間はタイト。
おまけに今回は、相方が2月初旬から中旬まで出張ということもあって、できる限りのことはやっておきたいと思う。
ほんとうは、イベント前に「風の家」の壁、珪藻土塗りの大作業をドイツ人Tがいる間(背高いので役立つ)にしようと思っていたんだけど、なんせ寒すぎて…
まにあうのかな〜(汗)