塩好き

お酒ぜんぜん飲めないのにヘンだけど、なぜか子どもの頃から砂糖よりも塩が好きでして。
ラーメンやお菓子や他の料理も、醤油よりも味噌よりも塩モノをつい選んでしまう。
だけど本格的に塩の旨みを知ったのは、玄米と農薬野菜を食べはじめて、「海の精」という海から採った自然塩を知ってからだと思う。
苦い野菜にはドレッシングでごまかすけど、いい野菜は塩でじゅうぶん。野菜本来の味を際立たせてくれるから。塩は最高の調味料だと知った。
今でこそ、自然の塩は市場に出回っているけど、四方を海で囲まれた日本が長い間、塩田法とやらで自然塩を作れなかったなんて、ほんとうに残念な話だ。
ミネラルたっぷりの塩は、人を元気にさせる素がたっぷり入っているのだから。
あらためて塩のすばらしさと塩好きを認識してから、自分が行く旅行や、海外旅行に行く人などにも頼んで海外の自然塩を買ってきてもらっていた。だんだんそれが知れ渡ったのか、お土産やおくりものに塩をもらうようになった。
おかげでわがやは当分、塩を買わないですみそう。ほら、こんなに!


            

「なずなの塩」 日本大分産
米水津(よのうづ)の海岸の塩を太陽エネルギーだけで結晶させた手造りの塩。身土不二(身と土は二つにあらず=じぶんの住んでいる土地のものを食べるのがからだに一番いいとされる)の法則で言えば、この塩が一番理想的。疲れたとき、なめるとぐんぐん吸い込んでいくのがわかるほど。



            

「CAMARGUE(カマルグ) Fleu de sel」 フランス産
コルクのふたの入れ物が超かわいい!南フランスのカマルグ産で作られた岩塩。Fleu de sel(フルールドセル)とは、「塩の花」という意味で、確かに名前通り、ほんのりピンク色で美しい塩。味もまろやかでやさしい。ドイツ人T君からのお土産で我が家では3個目です。



            

「SALFIORE DI ROMAGNA」 イタリア産
北イタリアの小さな町チェルビアの天然塩。甘い塩として知られている。こちらもサルフィオーレ「塩の花」。希少価値なので法王に献上されていたことから、別名「法王の塩」と呼ばれているとか。これは友人Y子からのイタリア土産。早く使いたいけどたくさんありすぎて…



           

「atlantic sea salt」 イギリス産
イギリスだけあってミルもスタイリッシュ。大西洋の地層から汲み上げた塩の結晶。このアトランティック・シー・ソルトは、いちばん使ってるかもしれない。サラダにも料理にも何でもゴリゴリと、ミルの感触が快感。従姉妹のEちゃんからプレゼントされたもの。KALDIで購入したとか。



           

「モンゴルの岩塩」
驚くことに、もうひとりの元同居人のドイツ人Zから贈られたもの。福岡でモンゴル展をやっていたので「K子さん塩好きだって聞いたから」とお土産に買ってきてくれた。思えばいいヤツだったかも…少しは。こちらも塩すり器でゴリゴリと。甘みがあっておいしいです。


お料理ヘタな人ほど、いい素材、いい塩を使うべきです。大したことをせずとも、素材自らが味を作ってくれますから。
みなさん、わたしへの贈り物に迷ったら、自然塩をどうぞ。
喜ばれること受けあいです!