いつまでたっても気付き

「もう、この年になって変われない」と言うことばをよく聞くけど、わたしはそれがあまり好きじゃない。
いくつになっても、たとえ80歳になっても変れるじぶんでいたいと思う。
そう思っていながらも、どこかで凝り固まっているじぶんがいたらしい。
それを気付かせてくれたのは、うちの相方と、仕事の恩師S先生だ。
このふたりは、B型魚座で、名前も同じようなサトウ○○オ。
わたしの人生において、欠かせない、こよなく愛する大切なふたりだ。
そのB型魚座軍団(笑)から、くしくも同じ日に同じ忠告をいただいた。
一言で言えば、わたしの人に対するきびしさ、かもしれない。
おかしいと思うことを追求しすぎたり、心配なあまり制約をしすぎたり、人を冷たく突き放したり、モノの言い方が上から目線になっていたり…こう書くと、なんてヤな女なんだろうと思う。
気付けば、親しさにかまけて、じぶんの嫌がるヤなタイプの女をいつの間にか出していたらしい。
こんなことで、やさしい相方も温厚なS先生をもずいぶん、傷つけていたらしい。
申しわけないと思うと同時に、この気付きに感謝した。
これを大切なふたりではなく、ちがう他の人から言われたらわたしは反発していたかもしれない。
S先生はさすがに年の功でしっかり忠告してくれたけど、相方は忠告よりも先にバクハツしてくれた。
「それもKちゃんの個性であり、いいところだから変えたくないんだ。だからなるべく言わずにいたいんだけど、じぶんもできてないから、それがしぜんにタマってしまってバクハツしてしまう」と相方。
そう。相方は耐えていたのだろう。その上、相方はカチンとキても一晩寝れば忘れてしまうタチなものだから(笑)、そのまま来たらしい。だけど、マグマはじぶんの知らないところでひそかにタマっていたのだ、きっと。
震源地はじつは、深ーいところにあったのに、表面のところで突然、地震を起こしてくれるものだから、わたしはわからず、「な、なに、今のバクハツ?」とおろおろしてしまう。
サインはいつも出ていたのに、「気が短いヤツ」とか思って気付かずにきていたよ。
年上なのに、むちゃくちゃ子どものじぶんがいる。
もっともっと、思いやりのある人になりたいと思う。
「基本はふたりでいておもしろいからいいんだ。ふたりとも同じ方向を向いているから、ぶつかりながら無理しなくて前に進んで行けばいいだよ」と隣で言ってくれる人がいるのだから、何度も気付きながら、少しずつ螺旋階段を上がっていこうと思う。
そう思うと、ちょっと楽しみ。
まだまだ、変れるじぶんがいるってことは、まだまだちがうじぶんに会えるってことだからさ。