夏本番!

自然はやさしい。自然は癒し。自然は温かい。
…なんて、言ってられるのは都会のニンゲンね。
自然をナメてはいけない。当然ながらイキものだ。
週末ハウスの古家に来るとイヤというほどそれを体感してしまう。
ついこの間まで極寒の家で、じっとしていると体のしんまで寒さがしみ込み、わびしくなるほど寒かったのに、梅雨になるや大雨で家は雨もり、葉っぱやゴミで詰まった溝に水が流れず、マンホールの中から水があふれそうで、相方は会社を引けてわざわざ確かめに行ったほどだ。
そして、いよいよ本格的な夏になると、草の大群。今年は雨が多かったせいか、勢いが激しいのなんの!
ここに来るごとに土の面積が少なくなり、草が家の回りに侵略してくるようになった。
外に一歩出れば、「エサだ!」とばかり、くらいついて来る蚊の大群。しかも、うちの蚊はモスラのごとくデカイ。刺されるとかゆいのではなく痛い!
砂糖にはアリはたかるわ、電灯にはガが寄るわ、ムカデは落ちてくるわ…
もう夕暮れ近くになると、早く脱出してマンションに帰りたくなってくる。
こうゆう自然のやっかいな部分や、田舎の不便さをぜーーんぶ排除して作ったのが都会であり、わたしらが日常住んでいるマンションという快適な住空間なのだろう。
わたしのようにヤワな人間は、自然とまだ本格的に付き合えないから、ハンパな恩恵しか感じなくなる。
「自然があれば、これがあたりまえなんだから慣れればいいんだよ」という相方さまは腹が据わり、今朝も朝から早く起きて草かりだ。
エラい!!
確かにわたしはここで育ったのだし、老いた両親たちはつい最近まで住んでいたんだから、慣れかね〜やっぱ?
にしても、この相方がいなければ、ここの週末ハウス(実家)は、とても維持なんてできなかった。

ほんとうに感謝!


(無心で草刈り機を動かす相方)


(もはやジャングルと化したハーブガーデン)


(先週刈った枯れ草を焼いてやれやれの相方)

でも昨夜「借りぐらしのアリエッティ」を見たら、視点変わってきたよ。
ジブリの映画はいつものように「見えないところに潜んで生きているイキモノを、人間のエゴでつぶしちゃいけない」というメッセージを込めていた。
ナウシカの虫たちしかり、ととろのまっくろくろすけしかり、そして、小さなアリエッティ
うちの庭や、床下に、もしかして小人の一家が住んでるかもしれないって思うと、(相方は「ネズミの一家だけや」と笑うけど…怒)うんざりだった草も貴重だと思えてきた(あ、単純?)。
この耳をつんざくようなセミの声も、夏のBGMとしてうけとろう…って、ああ、やかましい!!

とにかく今年も夏をありがたく、楽ませていただきます!


(キッチンから緑の風が…)


(お、今年も咲いたホテイ草の花)


(ご近所さんの畑よりわんさか野菜をいただく)


(きれいなお花もいただいたよ〜)


(玉ねぎは吊るして保存)


(スイカも丸ごといただきました♪)


(縁側で食べるスイカ。う、ううまい!)


(いただいたキュウリで昼は冷やし中華なんぞ)