毎日書きなさい

毎日、机の前に座りなさい。
絶対書けるんだと信じなさい。
行動ではなく、考えをスケッチしなさい。
気持ちのいいことを書きなさい。
簡単なことばで書きなさい。
向日性の人間でいなさい。


これは、わたしが敬愛する宇野千代先生のお言葉だが、もう何年も前から、千代先生の顔写真付きの、この言葉を書いた紙を、毎日見る鏡の前に張ってある。
これを座右の銘のように心に刻み込んではいるものの、果たしていったいこの中のどれが実行できているのだろう?といつも反省。
反省だばかりしていても進歩がないから、今年からもっと、しっかり実行しよう!と決意。
「毎日机の前に座りなさい」は特に。
確かに文章と言うのは(絵も、ものづくりも同じだろうが)何度も何度も書いているうちにうまくなっていくものだ。
毎日机ならずPCに向かい、このブログに「書く」ことは、わたしにとっていい練習台だから今年からたくさん書いていこうとしたものの…やっぱ、毎日はハードルがむずかしいわ。
それに「行動ではなく考えをスケッチする」というのは特にむずかしい。
なぜか?  
1.それは読み手を意識するから 2.行動の方がネタがかんたんだから 3.行動の方が文章をつくりやすいから
「今日ナニナニがありました。今日はこんな日でこんなことがありました」このように行動を書く方がラクなのよ。
だからこそ、全国民がブログで書き手になれる。
実はわたしには裏ブログがあって、これはパスワード付きなのでだれも見れないこともあるもんで、もう、書きたい放題!ほとんど気持ちのゲロ状態。
けど、「気持ちのスケッチ」って、こうゆう吐露のことでもないんだよね。
じぶんの感じたとこ、気づいたことなどを、客観的になって、わかりやすく気持ちよくつづること。
こんなことを書くと人はおもしろくないんじゃないだろうか?なんて自意識過剰の文章は読んでいて退屈だし、おもしろおかしく読ませようと、サービス精神いっぱいで書いた文章はさらに疲れる。
気持ちに沿えばいいだけ。これは、生き方にもつながるもの。
そう、この千代先生のシンプルで深いお言葉はなにも書くことだけにハマるのではなく、生きることへの指針なのだとわたしは思っている。
そう思ってこの先、家事も、料理も、仕事も、お付き合いも、今年はもっと先生のお言葉を実践したい。
まずは、書くことをもっと“たのばって”!!(注・たのばって=たのしんでがんばるという造語←作者わたし)