へたれコンビ

わたしと相方には共通点がある。
それは体力なし、馬力なし、根性なしの“へたれ”なこと。。
昨夜もいつの間にか、ふたりしてコタツでごんごんと寝てたし(笑)。
もちろん、じぶんがおもしろいと思うこと、たのしいと思うことには瞬発馬力がかかる。だけど持久力がないためスィッチが切れるとパタリと倒れてしまう。
今、わたしは午前1時か2時に寝て、朝は6時半に起きている。相方もだいたい同じようなものだ。わたしは午前中がんばって洗濯やら掃除やら片づけやら、たまに打ち合わせやら取材やら、来客やらで動いているけど、昼食後の午後2時あたりか、夕方4時あたりに気絶して寝込んでしまう。
相方はそれができないで、ずっと体(実はけっこう肉体労働)と神経(人間関係やら機械のトラブルなど)を使い気を張りつめている。だから、夕食を食べたあとスィッチがプツンと切れて倒れてしまうのも無理はない。
これは、わたしらなりの充電なんじゃないかと思う。
へたれだと無理が効かない。なにがなんでもがんばるってことができない。
とはいえ、その昔はそんなことを言っていられないくらい、わたしも相方もキャパを超えて働いていたことがあった。
わたしは独立時代。ほとんど毎日明け方まで原稿を書いていて、布団で寝たことがない。机にうっつぷして寝ていた。たまの休みには一日中寝ることしかしなかった。相方も結婚当初の夜中か午前様まで働いて休みすらない時代が続いたけど、あれはほとんど精神力か若さで乗り切ったのだろうと思う。
その時代は今より収入があったかもしれないが、心身ともに不健康だった。
それにくらべると、今はなんとまあ、健康的生活になったことだろう。
何が健康って“へたれ”に沿っていられることだ。からだの声にしたがって、キャパに沿っているといっていい。
それに毎日が楽しくいられること。これはありがたいとしか言いようがない。
元気いっぱい、ファイトイッパツ!が、健康というわけでもない気がする。
へたれでも、低空飛行で細く長く楽しく生ければ、これは健康なんだと気づき、今のじぶんたちの体につくづく感謝した。