おばちゃんに返った日

●おばちゃん会


(ずらーり、おばちゃん軍団勢ぞろい)



(持ちより宴会)


自由業のせいか、周りがみんな若いせいか、若い相方のせいか、日ごろ自分の年を忘れかけている。
もう中高年、昔なら初老と呼ばれる年なんだけど、見た目と社会年齢はムシして、自分は精神年齢が思いっきり低い気がする。
だけど、この日ばかりは本来の年を思いっきり思い出させてくれた。
30数年ぶりのプチ同窓会。
久々に会った女子高校生たちは、見事なおばちゃん軍団!
長い歳月などもろともせず、会うなり悲鳴と歓声で抱き合いながら、もう大騒ぎ!!(マンションじゃなくてよかったわ〜)
うるさいわ、よくしゃべるわ、よく笑うわ、食うわ、昔話が出るわ、体の病状を訴えるわ、人の話は聞かんわ、シモネタは出るわ…その勢いたるや、すさまじいばかり。
5人の中では夫を亡くしたり、親の介護をやったり、田舎に引き上げてきたり、孫がいたり、病気持ちだったりで、事情はさまざまだけど、みんなとことん明るく、みんなとことんたくましい。そして、ちゃんとそれぞれ思いやりを持った大人になっている。
けど、すごーーく不思議なのが、全員が適齢期にすんなり結婚をしていることだ。
こういっちゃなんだけど、決してみんな特別イケてるわけじゃないのに。
「なんで、みんなすぐにケッコンとかできたん?」と聞く私に、全員口をそろえて「ふつーするでしょう?」と。
おい!
ふつーかあ? ケッコンがふつーかあ?
私も遅かったけど、私の周りはケッコンしてないのが、ふつーだよー。そう言う私に、
「ああ、あんたは変わってたもんなあ〜。似たようなのが集まるんだよ」
そ、そうだろうか?
だけど、まあ、人生いろいろだし…。となんかわからないままにナットクしたような。
うれしかったのは、みんなが、家を気に行ってくれたこと。
「この家はいいよねえー落ち着くねー」とおほめの言葉をいただいた。相方が昨晩用意してくれたピザも大好評で、家から見える母校を眺めながら、年に2回は集まるぞー!と吠えまくった。
なんだか昔の仲間たちじゃなく、まるで新しい仲間ができたみたいだ。
おう!「そして、誰もいなくなった(笑)」というまで、集まろうじゃないか!!