そして、いつもの週末

父母を連れて帰ってから、ここ最近ほとんど、田舎暮らし。
葬式と会食が終わり、兄家族も東京に戻り、お参り客も次第に減りだし、やっとふたりだけの静かな週末を迎えた。
とは言え、家仕事は以前よりも倍増。気持ちも以前とは、ビミョーに変わってきた。
位牌が実家に戻り、家は守られたけど、同時にこれからは「家」という箱を使うだけでなく、両親を含めたご先祖様を守らなければならない…という使命と重責を与えられたようで…なんだか以前のようなお気楽気分が一気に遠のいてしまった。
まあ、これは勝手な私の思い込みかもしれないけど、少なくとも49日の納骨まではお骨は実家にあるので、家を空けるのが気が引ける。それに、これからは両親のすべての行事は田舎でということになる。つまり、この家を使う私たちは、そういうことも必然的に引き受けなければならないというわけだ。
取りあえず、すぐ来る49日と初盆のための準備をぼちぼち始めていく。
父母の残した衣服やモノが、まだまだ残ってある。再びあの整理や片付けに追われた日々が再現。
前回の時もそうだったけど、押入れから古いものを持ち出したり、整理したりして、モノがあふれ出すと、なんだかものすごーーく疲れてしまう。なぜか、起きていられないほど異常に眠くなる。
たぶん、いろんな長い年月の溜まり溜まったモノの「気」に当てられるのだろうと思う。ゴミは溜まり、モノは増え、整然としていた家は片付かず、家の中の「気」もざわめいているようだ。
そんな中で迎えた週末。たまった疲労はせめて休日に解消しようと、めいっぱいだらだらと過ごした。


曇天の土曜日は朝寝をしたり、朝はふたりでホットケーキ作り、夜は玉ネギたっぷりのカレーを作ったり、DVDを見たり。
 
   
ホットケーキミックスではないぞ)  (玉ネギ10個近く使った夫婦合作カレー)