連休1日目の労働

昨夜、映画を見た後(「GOEMON」!)、同居人たちと別れて私らは週末ハウスへ。
今日からうれしたのしい連休だー!!と言いたいところだけど、相方さんは残念ながら出勤日。いつもより早めの朝7時に家を出た。
で、出る前に一言。
「あ、庭の草取っといて」と軽〜く、言い残して。
そんなミッションを言い渡したのは、つまり例によって連休中、お客様がお見えになるから。
明日は父方の親戚が5人、あさっては同居人たちがお泊りにくる。特にT君は初めての山荘(笑)訪問。そんなワケで庭も大切だろうが、私は家の中のことで今日は忙しい。
朝7時に相方を送ったあと、広い家の中をハタキと掃除機で掃除しまくりいの、洗濯しいの、ふとんを干しいの…で、やっと片付いた。と思ったけど、取っ掛かりガ早かったせいか、まだ午前中。
ちょっとホッと息を付きたいところだけど、日が高くならないうちにと、シブシブ庭仕事に掛かることにした。
その前に準備を…。
まず、日焼け止めを塗って、作業着の長袖を着て、サングラスかけて、帽子をかぶり、手袋をして、タオルを首にまいて…大層なかっこうから。
考えてみれば、週末ハウスに住み始めて…いや、この家に育って、本格的な草取りをするのは初めてじゃなかろうか?
老いた母が「ああ、草がまたあんなに生えている」と毎回泣くように言っていたのに、鬼娘は「冬になれば枯れるって」と、取り合いも手伝いもしなかった。母は、老いてさらに手がかかるようになった一軒家を持て余し、東京に行くことを決意したのではないかと思う。
「ほっとけばいい」とあの頃見向きもしなかったが、自分が使用するようになると、確かに外の草は気になる。それでも尚、庭仕事は相方にまかせっきりで、私はもっぱら家のしつらえやら、片付けなどをやっていて、草取りには出ていなかった。
作業を始めようと、あらためて庭を見渡して、ぞっとした。
見渡せば、家のぐるりは草だらけ。それを取れっちゅうのか??
と、叫んでみたところで今は私しかいないわけで…取り合えず、目につくところから始めた。
相方が花壇の中を…と言っていたけど、今やどれが草でどれが花なのかさっぱりわからない。かたっぱしから引っこ抜いてみるものの、取っても取っても終わりそうにない。
まるで地獄の石積みだ。
今さらだけど、母の嘆きがよぉ〜く、理解できた。
よく、草取りは「無」の境地に入れるとか、あれは瞑想に近いとか言う人がいるけど、そんな境地に入る前に早くもギブアップ。
私はやっぱりターシャにはなれないわ(あたりまえだが…)。
きれいな庭より、ありのままの庭で迎えよう。
ま、強みは、いつものようにシェフのパンもピザもあることだし…。
それなりで楽しんでもらうことにしよう。

   
(見よ、この成果を!)         (ちょっと、これは摘めないな〜)