誕生日の感謝

昨日は私の誕生日!
もう数字だけのことだからどうでもいいっちゃいいんだけど、生まれて来たことにはとても感謝です。
ありたがいことに、今年もたくさんの祝いメールが各方面からやって来たり、弟からはケーキを、母からはフルーツをいただき、うれしいやら恐縮するやら(自分は人の誕生日はなかなか覚えられないというのに…)。
当日、田舎入りしたのだが、その日は嬉しいゲストが訪問。隣町の週末田舎暮らしトモダチのS氏が誕生日のケーキを片手に食事に来てくれた。どうせなら、ゆっくりしてもらおうと、その夜は泊まってもらい、相方とビールを飲み交わし、楽しい夜を過ごした。
   
 (当日の夜は揚げ寿司で)   (翌日弟からも贈られたバースデイケーキ) 
相方とS氏は、当然、田舎ハウス談義で盛り上がっていたが、ありがたいことに先輩のS氏がチェインソーに続いて、またまた煽(あお)ってくださったようで…再び、薪ストーブの話題に。
飲んで酔った勢いもあってか、最終的にはなぜかリビングの中央にダルマストーブを置くことになっていた。それじゃあビッグテーブルが置けないと反対する私に、それも可能だと、ふたりして私を説得。畳からフローリングにするのも相方は「自分でやる!」と豪語している。
ちょっと前までなら「言うだけだろ」と鼻でせせら笑っていた私も、最近の相方の週末の活躍ぶりを見ていると、これはマジ部屋の改造を一人でやり遂げるだろんじゃないかと思わずにはいられない。
それくらい最近の相方のハマり方と行動力はハンパじゃない!マンションにいるとアニメを見るトドだが、田舎に来ると水を得た魚のように敏捷になる。
 
外の草刈や畑作り、森の公園や道作り。帰郷した両親が声が出ないほど驚き、感動していた。その上、今やピザ釜である。パンも焼けて焼肉も焼けて薪も収納できるオリジナルの窯を毎週夜明けから真っ暗になるまで作っているのだ。おまけに道具や資材は増える、増える。耐火レンガに、ブロックにセメントに、コテや水平機まで…。デジタル男だと思っていたが実はアナログ系もイケるようだ。
それに最近、やけにたくましくなった気がする。以前はガタイのわりに脆弱さが目立ってだったのだが、何というか…体中からエネルギーが湧いてきている感じがして、やけに頼もしくなっているのだ。ポニョポニョだった体型も幾分締まってきたような…(笑)。
これも自然のエネルギーのおかげかもしれない。
私にとってこの変化は驚きだが、本人にはごく普通のことだという。幼少の頃は自然の中で遊び回っていたし、協力隊の時も畑作りをしていたし、モノ作りもやっていたというし、いずれはこうゆう自然の中で、人が集う家を持ちたかったのだという。
どういう偶然か、或いは必然なのか、夢が自然に彼に近づいてきたようだ。
老親には重かったこの田舎の家が、相方には相性のいい地として、また遊び場として、今や私ら夫婦だけでなく、相方の両親たちまでに楽しみをもたらしてくれたのだから、本当にこれは人生のギフトだと言っていい。
考えれば日々新しい一日が生まれ、新しい経験を重ねているのだから、毎日が誕生日のようだ。
どんなときにも、生かされている今日に感謝して、この先もしなやかにありたいと願うばかり…。