晴れた!

   
 (やっと晴れ間がのぞいた朝!)   (洗濯物も気持ちよさそう)
朝起きて、一番に聞いた声がジージーという蝉の声だった。今まではのどかな「かっこう」の声だったんだけど、いきなり晴れて、ピーカンになったとたんに夏が来た!
やっと梅雨が明けたらしい。
朝からすでに相方は起きて草刈に励んでいる。今までも休みになると早起きだったが、マンションじゃ録画したアニメを見たりしていたんだけど、ここでは本当によく働く。そういう私もよく働く。たんすの中を片付けたり、友人と一緒に残りの障子張りに励んだり。
6月18日についに亡くなったターシャ・テューダーの本に、「絵を書いていて飽いたら、庭に出て手入れをし、疲れたらキッチンでパンを焼き、私は毎日ちょこちょこと自分のペースで動いている」と書いてあったけど、まさにそういう感じだ。互いに何かしらちょこちょこ動いていている気がする。相方はとうとう古墳を一回りできるように道を作ってしまったらしい。以前の風呂焚き小屋も一人で解体し、風呂から外の景色が見えるようにもした。何しろここにはすることがたくさんあり過ぎる。
   
 (生まれて初めての障子貼りに挑戦)   (古墳まわりに小径が出現!)
   
(風呂焚き小屋を解体!おかげでお風呂場からアジサイも見え始めた)
でも、反面、思案ごとも増えて来た。
困るのは作業すればするほど、草や木やトタンなど粗大ゴミの始末。今、草を一つところに溜めて肥料にして、木切れは薪ストーブ愛用者のS氏に持って帰ってもらおうとしているけど、はたして、それもどのくらいもつものか…。
その上、庭づくりの話をしていてわかったのだが、どうも庭のコンセプトが互いに違っていることに気付いてしまった。私はターシャのようなナチュラルガーデンが好きなのだが、相方は何と「侘び寂びの庭」だそうだ。ワビサビ…だとう?! なんか違う。結果、神様のあたりを相方好みにして、下の庭を私好みにすることで解決した。
しかし、それだけならいいが、最近の相方の口から出て来る言葉がみょーにイっているような気がする。
ヤギかウサギを飼おうだの、風力発電を作ろうだの(これはかなり本気らしい。携帯を充電するくらいの電気はすぐにでも作れるそうだ)、池で稲を作るだの(これはバケツで作る稲というのが流行だそうで…)、壁をハンマーでぶち壊すだの、やはり暖炉が欲しいだの…いったいどこまでイくのやら…。
それよりも私が心配なのが「冬の家」のこと。夏は気持ちいいが、冬になると、とたんに足が遠のくということをしたくない。「夏も気持ちいいけど、冬も楽しいねー」状態にしたいのだが、今のままだと、絶対にシベリア状態で行きたくなくなりそうだ。それで、今から冬枯れを楽しむ「冬も心地いい家」づくりを考えている。
昨日ふたりでとにかく行ってみようと大手ホームセンターに行って、いろんなものを見て来た。相方の頭の中はすでに自分で「青写真」が出来ているのか、植木を見たり、床材を見たりしていたが、材料を見てもいったい何を買っていいのやら、サッパリのようだ。やっぱりアドバイザーが欲しいよなー。
結局、買ったのは素人でも貼れる、襖紙と網戸のネットだけ。帰りに相方が言った「もみがらはどこで買えるのかなー」の言葉にはきっぱりムシをした。

日曜日、家族が集まり作ったのは夏食事でした。