雨の中の桜

  
この多忙な中、週末から“週末ハウス(笑)”に帰り、土曜日はみっちり仕事して、午後は相方とおむすび持って周辺を散策し、日曜は家族との花見を決行。
この佳境の中、花見たあ、なかなか勇気があるじゃないか!といわれそうだが(実際、クライアントの女史から大した度胸だねと言われた)、いえいえ、家族のイベントは仕事同様、大事なんですのよ。こういう“ジャマ”が入ってこそ、本番にふんばりが利くのさ。
に、しても、金曜の夜中から出かけた週末ハウスの休日は、やたら楽しかった♪
大荷物で夜、出発しながら、「週末、田舎で過ごすために出かけるなんて、私たちパリの人みたいだねー」なんて話しながら相方と浮かれて行った。
着いた先が、ただの古屋じゃ、どこがパリ人やねん!だけど、やっぱり気分がリフレッシュされる。
庭のチューリップも芝桜も満開で、路傍にはつくしやオオイヌノノフグリ、うぐいすの声で目が覚め、若葉や花の香りを嗅ぐと、たかが車で50分ほどなのに、ずいぶん違うなーと思う。鉄筋の圧迫感から解き放たれる感じで、思い切り深呼吸ができるような気がする。それに、自然のエネルギーに包まれているせいか、ふたりとも元気で7時に目が覚めた。マンションの6Fから見る夜景やビルの山並みの景色も好きだけど、窓から遠くに見える山並みはすがすがしい。父が大好きで、いつも眺めていた山だ。
当初は改造するつもりだったが見積もりの金額をとても出せそうもない。土曜日は、週末ハウスの大先輩のデザイナーS先生が尋ねて来て、家の改造についてのアドバイスも伺ったりしたが、いろいろ考えた末、現状維持でいくことにした。S先生も言うように片付けてモノを除けば印象も変わると思うし。
勝負は連休だな。
日曜日は、あいにくの雨で家の中での花見だったけど、ヨメはお寿司なんか作っちゃったりしてサ。相方の両親や祖母まで招いたんだけど、あまりにも好評だったので、つい「すし太郎」で作ったと言えなかったよ。でも、まあ、みんな喜んでくれたのがなによりなにより。花冷えの中の、雨の桜もなかなか情緒があっていいもんだな〜。